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2017年7月7日

初めての輸入建材の選び方 その②「施主様編|後編 」

  前回のブログ「施主様編|前編」では、理想に近づけるための部材選びの基準について視点を変えてご紹介してみました。今回はもう一歩踏み込んで、輸入建材やそれらを使った住宅を建てようとする場合に、皆さんが実際に遭遇すると思われる問題とその解決法の一例をご紹介したいと思います。

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近くの設計士さんにしか頼めない?そうとは限りません

「土地を用意したまでは良かったが、輸入建材を使った家をデザインできる設計事務所さんまではかなり遠い、さてどうしよう・・・?」とお困りになった事はないでしょうか。設計士さんが近くにおられない場合でも、相談の結果次第では、遠方の建築現場の”設計・監理業務”を引き受けていただける場合があります。

背景には、大きなデータのやり取りが無理なく出来る通信環境の進歩や、Web広告などの普及によって”距離の垣根”が徐々に取り払われている現実があります。従来(そして今も)主流の「事務所で会って打ち合わせ、たまにFAX」が全てではなく、メールや無料通話アプリを積極的に使ってやりとりされる方もいると聞きます。そのようなツールを問題なく使えて、なおかつ現場の施工状況を要所でしっかりチェックしに来られる方に出会う事が出来れば、本当にラッキーです。まずは訪問してご自身の要望をしっかりと伝え、設計士さんとの”合意”を取り付けることがプランの実現へ向けた第一歩になります。

「住宅等の設計・施工・監理」の一連の業務を担う会社を一般的に工務店さんと呼んでいて、「設計と監理」および「施工」は別々の会社に依頼することができます。もうお分かりかと思いますが、「設計と監理業務」を設計士さんが、「施工業務」を地元を営業拠点とする工務店さんが引き受ける形になります。一般的に遠方の現場を「監理」するためには、現場で動かれる「工務店の現場責任者さん(代理人・監督者)」とのきめ細やかなやりとりが必要と言われます。この辺りは”人と人の意思疎通”になりますので、いくらネット環境が進歩したとは言え、相性や信頼関係が仕上がりにまで影響するとも言えます。施主様 → 設計士さん → 工務店さん の順に滞りなく意図が伝わるかどうか?距離的な要素が何にどれくらい影響するか?については特に吟味する必要があります。

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そもそも設計士さんってどうやって探すの?

”設計士さんって沢山いるよね?イチから探すのはちょっと大変だ・・・”と思われる方は、お住まいの地域の建築士会または建築士事務所協会のホームページを手がかりしてみて下さい。書店に行けば活躍中の建築家さんの作品が詰まった本が売られています。希望条件がはっきりしているという方は、ある程度情報が分類・整理された”建築設計事務所検索・比較サイト”を利用するのも良いでしょう。但し、「輸入建材」や「輸入住宅」を一括りにしたページは残念ながらほぼ見あたりません。

当社は長年の営業活動の中で、全国に多数の納入実績とともに”会社対会社、ひと対ひと”のつながりを作ることができました。手前味噌ながら、そのような関係は一朝一夕では築くことができず、38年間の経験があってようやく維持できているものと考えています。 本物を熟知し頑ななまでにディティールを追求する設計士さんやデザイナーさん、他に真似の出来ない施工技術を蓄えられている工務店さんが、私たちの周りにはおられます。そのような方々を「ここのこだわりはどうしても守りたい!」というレベルの高い施主様にご紹介することも、私たちの仕事ではないかと考えています。設計士さん探し、工務店さん探しに困った時は、ぜひご連絡下さい。


もう時間がない!でも諦めたくない!そんな時は?

当社にお問い合わせをいただくお施主様の中には、部材購入を急いでおられる方が多くおられます。「予定していた商品が廃盤になった」、「よく見ると余り気に入らないデザインだった」、「見積が予想以上に高かった」など・・・お急ぎの理由は実に様々です。いずれにしても、せっかく立てた計画が崩れるとなると、かなりイヤな思いをするものですが、余分な費用を出してでも工事を一時中断しようか、妥協して今のままの部材でいくか・・・とても悩むポイントになりますね。

大切な判断を急いで迫られると、誰でも”思考停止”してしまいますよね。そんな時に思い出していただきたいのが、私たちサンタ通商の輸入建材の知識です。「この日までにこれがいる」と言われれば、普通答えは「できます」「できません」の2つになってしまいます。しかし、”その部材を決めるまでに、どのような経緯をたどってこられたのか?何と比較されていたのか?どの部分に重点を置かれていたのか?”などを詳しくお伺いし、その情報をもとにお客様の希望をなるべく曲げない「新たな選択肢」を探し出して、メリット・デメリットとともにご紹介しています。結果的に長くお待たせする提案をする時もありますが、それによって得られるメリットが確かにある事をご納得いただけるよう心がけています。

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いかがでしたでしょうか?”輸入建材コンシェルジュ” として色んな方々のご要望を(時にワガママも?)日々受け入れている私たちの経験を、ベストな建材とベストな業者様探しに活用していただけると幸いです。

次回は 「建築士様・デザイナー様編 」 として、住宅建築の仕事をうけるプロの側に立って、建材選定のアドバイスをメインにお伝えする予定です。

※文中「設計士」の表現を使わせていただきました。建築士資格を有する方を示す正しい呼称は「建築士(建築士事務所)」ですので補足致します。


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