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2016年8月9日

日射しや雨から大切なドアを守るには

 

 前回シンプソン社とシンプソンドアの概要をお伝えしました。今回は 「せっかく選んだ木製ドアをいつまでも美しく使い続けたい」 というお客様のために、これだけは必ず守っていただきたい2つのポイントをご紹介したいと思います。

【その1】 ドアへの日射しをさえぎる「庇(ひさし)」について

まず木製ドアが避けて通れない「雨」と「直射日光」による傷みがあります。木製ドアに雨と言えば皆様も想像していただけると思いますが、直射日光による紫外線も木の表面を劣化させます。そのために庇を取り付ける事が必須となりますが、その条件は『軒の出幅は少なくともポーチ床面から庇の天井までの高さの1/2以上なければならない』という全米で統一されたルールがあります。

例えば床面から天井まで(Y)が2500ミリの場合は、軒の出幅(X)は最低1250ミリ確保する、という意味です。

<下図参照>  X≧1/2Y

【その2】 玄関ドアを配置する「方角」について

家の「南面」に玄関を配置する場合は、庇を前提として更に一段入り込んだ位置にドアを設置する設計で、劣化や温度上昇を防ぐ方法が一般的と言えます。 但し、本当に気を付けるべきは「夏場の西日」がドアに与える影響です。

高く昇る昼間の日射しは庇で遮る事ができても、西に傾いた太陽が高温多湿の外気を伴ったまま長時間ドアに照り付けた際の影響は、実は相当なものがあります。この西日の影響を考えると、南面のかなり奥まった位置にドアを設置するか、東面か北面に玄関を配置する事が必要になります。

庇や配置の工夫で「雨」や「直射日光」を防いだとしても、例えば、雨が降った後は柔らかい布でドア表面の水を拭き取るなど、木製ドアに対する日頃のケアを習慣付ける事で、ドアの寿命が大きく違ってきますので、ぜひ覚えておいて下さい。

今回は建物を計画する上でのポイントについてお話ししましたが、次回はシンプソンドアが雨や日光に対して採っている工夫や対策を具体的にご紹介する予定です。

 

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