ポジティブとネガティブの程よいバランス – Harmonized space –

こんにちは。ライフスタイリスト乃浬子Noriko K. です。

 

一年中で一番寒い季節。日本海側では大寒波による大雪の模様のようですね。

冬は自然と共存して生きていくことの、

厳しさと美しさを最大に感じさせてくれるシーズンのような気がします。

 

もうとっくに冬至を過ぎたのですから、

日照時間は刻々と長くなっていて、もう春遠からじという今日この頃。

とはいえ、冬の間はやっぱりお家の中でプチ冬眠状態で過ごす時間も多いのでは? 

暖炉の効いたベッドルームにぬくぬくしながら、

 お部屋から外をぼーっと眺めたりするのも、

とっても優雅で贅沢な空間の使い方だと思いませんか?

 

そこで、今日は「空間」の大切さについてお話したいと思います。

 どうか暖かくして、お付き合いくださいね。

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ニューヨークのパーソンズ・デザイン・スクール(Parsons School of Design)で、

インテイリア デザインを学んでいたとき、

 レジデンシャルデザイン(住宅のインテリア)のクラスの教授がおっしゃっていた、

今でもとても印象に残って大切にしている言葉があるのです。

 

それは

「ポジティブスペースばかりに気を取られずに、

ネガティブスペースとのバランスを大切にしなさい。」

というフレーズ。

このポジティブスペースと、ネガティブスペースっていったい何のことなのでしょう?

私たちは、ポジティブ、ネガティブと聞くと、積極的⇔消極的とか、

肯定的⇔否定的 とかを思い浮かべますね。

もちろんこの意味もあるのですが、ポジティブには、確固たるもの、形の在るもの

ネガティブにはそれに相反するものという意味があるようです。

あっそうそう、写真のフィルムのネガとポジのように、

相反して成立しているもの、というニュアンスでしょうか。

 

さて、先ほどのインテリアのお話にもどって、

教授のおっしゃった「ポジティブスペースとネガティブスペースのバランス」とは、

インテリアのデザインをするときに、

その部屋の中での相反するスペース、

つまり建物や、壁、窓、扉、そして家具や暖炉・・・・など、

ソリッドな部分を「ポジティブスペース」と呼び、

何もない空間のことをネガティブスペースと呼ぶのですね。

つまり、「ネガティブスペースを大切にしなさい」とは、

家具などの形あるものの置き場ばかりにとらわれず、

何もないスペース=住む人が心地よく存在し行動する空間を大事にすることが

インテイリアデザインの肝なのだと、そんなことが腑に落ちた経験でした。

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この捉え方は、インテリアデザインだけでなく、

すべての考え方の中でも生かせそうです。

とかく私たちは、ポジティブを善しとして、

ネガティブではいけないことだと思いがちですけれど、

実はポジとネガは表裏一体。

ネガティブがあるからポジティブが存在するし、

ポジティブがネガティブを活かし際立たせる。

双方のバランスが美しく保たれていることが大切なのだと思うのです。

 

 

そういえば、東洋の「陰」と「陽」という言葉も、

ネガティブとポジティブに大いに通ずるところがありますよね。

陰は暗く陰湿なイメージで、陽は明るく温かいイメージですけれど、

老子曰く「この世のあらゆる事象は、「陰」と「陽」の相反する二つの性質を持ち、

両者の調和によって世界が保たれている」と。

また、「意識的に陰陽のバランスを取ることが大切である」と教えています。

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これからの時代は、

物事を一方から見るのではなく、客観的に多角的に、違う視点からも観ていくこと。

二面性を受け入れて両面を大切に、バランスの取れた柔軟な生き方を選択すること。

 ポジティブとネガティブの程よいバランスで調和を取りながら、

健たかに たおやかに生きていくこと。

そんな意識を持つことで、私たちの住まいも、人間関係も、世界も、宇宙も、

すべてがハーモナイズしていくのではないでしょうか?

 

それにはまず自分のための場を見直すこと。

お部屋の中を見渡して、ポジティブスペースとネガティブスペースが

美しいバランスを奏でているかを感じてみませんか。

私も立春に向けて、春の日差しが訪れても喜んでくれそうな、

快適な住空間を創っていきたいと思うのです♡

 

今日もご一緒してくださってありがとうございました。

ライフスタイリスト 乃浬子 Noriko K. でした。

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2017年02月01日 | Posted in Column, gallery, シーズン, ライフスタイル, | | No Comments » 

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