シーズン

ステキな歳の重ね方 – Choice of Lifestyle –

ライフスタイリスト 乃浬子Noriko K. です。

東京はもう梅雨入りしましたが、みなさまのお住まいの地域はいかがでしょうか?
日本の目くるめく変化するシーズンは、いろいろな自然の表情を私たちに届けてくれますね。

さて、今回の話題は、「人生の先輩から学ぶ、ステキな歳の重ね方」です。

この5月までの3年間、毎月一度、デイケアハウスに伺ってボランティアアロマハンドマッサージに参加して学ばせて頂いた人生哲学を、今日はみなさまとシェアしてみたいと思います。

 「掛け替えのないプライスレスなギフトとは・・・?」

よろしければお付き合いくださいね。
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*「家族の結びつき」という花言葉を持つ紫陽花を、コージーなニッチniche)に飾ってみませんか?
このインテリアのWindow には、米国MARVIN 社の木製サッシを使用しています。

 

アロマオイルを使って おひとり約10分ほど、ゆ~っくりとハンドマッサージをしているうちに、みなさんの心がゆるゆると啓いて、それぞれのストーリーを聴かせてくださいます。
そこで感じたいろいろな人生に対する視点を、ご紹介してみようと思います。

 

初めてお会いした Aさん(女性) は、開口一番 「私の汚い手なんかにかかわっていたら、勿体無い!やらなくていいから。」 っと、手を隠してしまいます。 そして施術の間中も、「汚い手」「黒い肌」「シミだらけ」「私の人生は不幸」そして、「息子はかわいいけど、娘はちっともかわいくない!」 っと。はいはい、そうなんですね。(私も娘なんですけど(笑))  なにもかも否定するAさん。

◆常連さんのBさん(女性) は、 「地方の農家に生まれ、東京にお嫁に来た時、方言をさんざんからかわれて、骨太だと、真っ黒だと、いろいろイジメられた。 」 毎回、過去の辛かった思い出話をなさいます。

◆Cさん(女性)は、「いつもホントにありがとう~♡」 「本当に気持ちがいいわ~」 「この歳になってこんなにしてもらえてありがたいねぇ。」 っと、ただ笑顔で言い続けているタイプ。

◆Dさん(女性)は、「あなたの手はホントにきれいね。それに比べて私はこんなにボロボロで血管が浮いてるでしょ。」 「あなたは肌がきれいでいいわね~。私なんかもうしわくちゃだしシミだらけだから!」っと、常に誰かと比べてご自分を責め続けるタイプ。

◆ Eさん(男性) は、海外でバリバリ活躍なさっていたころのキャリアと、女性にモテたお話を聞かせてくださいます。
男性は過去の武勇伝を話したい方か、もしくは怒りや悲しさを内在してちょっとプンプンしている方が多いように思います。ちょっとテレもあるのかもしれませんね・・・。

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私たちは生まれてから、もれなく一つずつ歳を重ねて、やがて80年90年と年輪を積み重ねていく上で、経験や感性の違いからモノを観る視点が様々で十人十色だし、それぞれのタイミングでシフトしていくのだなぁ~っと感じます。

Aさんのようにすべてを否定してしまう方たちは、思い通りにならない人生への不満や怒りが、自分自身を保つ根底になっているのではないでしょうか。

Bさんのように、過去の悲しかった出来事の中にずっと居続ける方たちは、過去のせいにすることで、今のご自分を受け取れないで否定しているほうが、実は楽なんじゃないかなぁっと感じます。

Cさんのように感謝に溢れている方たちは、本当に素敵な笑顔をしていらっしゃいます。 心身も緩んでいて、末端の手指まで、ほんのりあったかなんですね。そういう方たちは、きっと過去の辛い出来事もそのまま受け入れ、未来への不安もできる限り手放して、ただ、今ここにいらっしゃる方たちなのでしょう。 

Dさんのタイプは、常に他者との比較しながら生きて来た方たちなのですね。他者との比較や有形のものが価値観の物差しになっていると、出来る出来ない、若い若くない、美しい美しくない、お金などがあるない・・・・そんなふうにジャッジをしてしまいます。
私たちは十人十色なのだから、みんな違ってみんないいのですよね。

男性のEさんもですが、20世紀後半に、日本が高度成長を遂げるために思いっきりがんばってくださった方たちは、競争や比較を価値判断の基準にされているのだなぁっと思ったりします。

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今日私が書きたいと思ったのは、だれが正解とか不正解ではないし、ひところ流行った勝ち組負け組とかそんなことではない。

私たちが今、人生の先輩たちの生き方、あり方、モノの見方(すべてライフスタイルといえますね。)を垣間見せて頂けたことは

 

「では、あなたはどんな歳の重ね方をしたいですか?」

っと、問われているのだと感じるのです。

「もし、あなたが、今この時をただ感謝している、笑顔の生き方を選択したいのなら、もうそろそろ今のうちから、モノの見方をシフトしておいたほうがいいですよ~!」 っと、こっそり、がっつり教えてもらった気がしているのです。

3年も続けていたので、今まで過去に縛られて後悔や愚痴、自己否定のゾーンに居た方が、「わぁ気持ちいいわ。ホントに有難いわぁ!」っと、いつの間にか今この時を味わうゾーンになっていることに気付いたりします。
そんな変化を目の当たりにすると、私たち人間は、幾つになっても、シフトすることが出来るのだと、教えていただけてるようで、とてもとてもうれしくなるのです。

人生の先輩たちから頂いた「経験」というプレッシャスなギフトを、どう活用するかは私たち次第! せっかく頂いたギフトは、できるだけ早く、旬のうちに使った方がいいですよね(笑)
みなさんと一緒に、豊かな軽やかな人生へとライフシフトしていきたいと思います~。

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デイケアハウスに行く道すがらの紫陽花が、今年もきれいに咲いていました~♡

 

 

 

 

今日もご一緒してくださってありがとうございました。

ライフスタイリスト 乃浬子Noriko K. でした。

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2017年06月14日 | Posted in Column, gallery, シーズン, ライフスタイル, Comments Closed 

おひとりさまオペラのススメ – Make use of your experience –

こんにちは、ライフスタイリスト乃浬子Noriko K. です。

沈丁花が香る3月半ば・・・

このところ三寒四温の日々ですが、みなさまいかがお過ごしですか?

 

さて、みなさまは、オペラはお好きでしょうか?
国によって異なりますが、欧米のオペラシーズンは秋深まる頃始まって、春が終わるころまでとされています。

日本の新国立劇場でも、9月から6月までの間に数演目上演されていますね。

そう、今まさにオペラのシーズン! 

そこで、今日は私が大好きな オペラへのいざないをお話をしてみようと思います。

ぜひお付き合いくださいね。

 

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                            * クラッシックでオペラ風なインテリアのWindow には、米国MARVIN 社の木製サッシを使用しています

 

とつぜんですが、「オペラ」と聞いて、あなたはどんな印象を持たれるでしょうか?

わ~~大好き!っという方もいらっしゃると思いますが、大方のみなさんは

・ちょっと敷居が高い・・・とか

・チケット髙いんでしょうね~~とか、

・声張り上げて歌ってますね(笑)

・・・みたいな印象を持たれているのではないかしら?

 

私は、1990年代にニューヨークに住んでいたときに、友人がオペラ好きだったこともあって、

「メトロポリタンオペラ」(中央)や「NYシティオペラ」(左側)などにずいぶん通っていました。

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とにかく面白くて面白くて、シーズン中は週一くらいのペースで通っていましたから、ハイプライスの席にはめったに座れません。

普段は舞台からいちばん遠いバルコニー席($15くらい)とか、

$10くらいで立ち見も よくしていました。(立ち見にはオペラ通が多いらしいです。)

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私は評論家ではないので、クリティックしながら観るのはあまり好きではありません。

ただただ愉しいなぁ、きれいだなぁっと、ぼ~~っと素晴らしい舞台に魅入っていました。

そんなことで、ニューヨークのオペラ経験は、帰国後はすっかり封印されていたのですが・・・・

数年前のある日のこと、「最近、クラッシックとかオペラとか、伝統や文化的な事に興味が出てきたのすが、『何処で見ることが出来るのか?』『幾らくらいのお金がかかるのか?』 こういったことを誰に聞いたらいいのかどこで調べたらいいのか全然わからないので教て下さい!」

というお話を頂いて、それなら私の気まぐれなオペラ体験がお役に立てるかも!?ということで、奇想天外なアイディアで出来上がったのが、「おひとりさまオペラ」という、一冊でした。

ご要望に応えて、どこで観れるのか?チケットはいくら?ドレスコードは? 観る前の予習は必要?・・・・などなど、私の経験をめいっぱい駆使しながら、オペラにちょっと興味を持ってくださった方の 敷居が高いオペラへのハードルを、ググッと下げること、明日からでも即 使える、読みやすく解り易いガイドブックにすることが私のテーマだったのです。

 

日本ではここ、初台の新国立劇場が、オペラのメッカです。

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私たちにとって、自分の得意なコトや、夢中になってること、自分の生きてきた経験は、自分の中ではあまりにも当たり前なので、それがみなさんのお役に立ったり、喜んで頂けたりして、活かすことが出来るんだってことに うっかり気づかないで暮らしていますよね。

実際私も、それまで「オペラが好き」って言うと、なんだかちょっとスノッブな人って思われるかも?っと、あまりオープンにしていませんでした(笑)

そんなふうだったので、まさか自分の心の引き出しに仕舞い込んでいた過去の経験が、どなたかのモチベーションになったり、誰かが実際に行動を起こすためのきっかけになれたり!!なんてことは、思いもよらなかったのです。

そう、誰だって今までやってきたことに1㍉も無駄はなく、必然的な流れで繋がっていて、いつかは自ずと活かされる時が来る。

過去に自分がしてきた経験を、丸ごと他の誰かの未来の喜びや成長のために活かすことが出来るんだと知ったとき、私たち自身の人生(ライフスタイル)も、きらきらと耀きだすのかもしれませんね。

心の断捨離を続けながら、誰かに活かせるかもしれないプレッシャスな私の経験を、これからも探求していきたいなっと思います!

 

最後に耳より情報!
ニューヨークのメトロポリタンオペラは、 「メト オペラ ライブ ビューイング」 と題した動画プログラムを世界中に配信してくれています。

ニューヨークの選りすぐりの臨場感あふれる旬なパフォーマンスを、ほぼリアルタイムで観れること、出演中の主役演者さんたちの バックステージ生インタビューが聴けたり、幕間のステージ変えのシーンの裏方さんたちの仕事ぶりなども垣間見れるすごい特典がついている・・・などなど、もしかすると実際の劇場で観るよりもお得かも!?っと思うくらい充実していて、これはもうほんとにおススメです!!
ご興味のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね♪

ため息が出るようなスワロフスキーのシャンデリアもぜひお見逃しなく~♡

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今日もご一緒してくださってありがとうございました。

ライフスタイリスト 乃浬子 Noriko K. でした。

 

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2017年03月13日 | Posted in Art, Column, gallery, , シーズンComments Closed 

立春とグランドホッグデー- Spring has almost come♪ –

こんにちは。ライフスタイリスト乃浬子Noriko K. です。

 

まだまだ寒い日は続きますが、立春を過ぎて春本番が待ち遠しくなってくる今日この頃ですね。

 

日本のお正月は、新暦であるグレゴリオ暦(太陽を基準にした太陽暦)をもとに1月1日と定められていますが、明治ころまでは日本も旧暦(月を基準にした太陰暦)を採用していたので、1月末頃(変動する)が旧正月でした。

今でも中国やベトナムなどアジア圏では、旧正月を春節と呼んで大きなお祭りをする国も多いそうです。

旧正月も新正月も、太陽や月の動きに基づいてはいますが、人間のつくったルール。

人間が この社会で活動するために、一年はこういう周期にしようと人間が決めた、人間主体の決まり事なのですね。

一方「立春」は、天体の動きによって決まるもので、あくまで、地球と太陽の位置関係など、天体から見て導きだされるものです。

自然が主体なんですね。

そんなことを紐解いていくと、お正月より「立春」の方が地球とともに新しい年を迎える日のようで、思わず襟を正してしまうのは私だけでしょうか? 

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立春の前日の2月3日は節分です。 みなさまは豆まき、しましたか?

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私たち日本人は、「福は内、鬼は外」と言いながら、福豆を撒く風習がありますね。なんと、奈良時代に端を発し、江戸時代に庶民に広まった季節行事なのだそう。穀物には邪気や災厄を祓ってくれる力があると信じられていたこと。

そして、魔(鬼)の目をめがけて豆を撒くという語呂合わせからお豆を撒くのだと言われているそうです。

私は、先日伊勢神宮に参拝しに伺って、内宮の門前でスペシャルな福豆を購入してきたので、「内もハッピー♡ 外もハッピー♡」っと、すべての方たちのところにHappy(福) が訪れるよう祈りながら豆まきをしました(笑)

そのあとは待望の恵方巻を。

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こちらの風習は、以前から大阪方面で節分に食べられていた太巻きを、あるコンビニエンスストアチェーンが1998年ころから全国的に広めた、新しい習慣なのだそうです。20年足らず!瞬く間に広まったのですね。

昨今はいろいろな国籍の楽しい恵方巻が手に入るので、情報に踊らされることなく丸かぶりはせず、適度に切り分けて、北北西方面をちょっぴり意識しながら、愉しく会話をしながら、ゆ~っくりと味わって頂きました♪

何ごとも決まりごとに縛られることが嫌いで、自分の心が趣くまま、心身が喜ぶことを選択していくタイプです(笑)

 

 

さて、アメリカにはちょっとユニークな立春の行事があるのでご紹介しましょう。

その名も「グランドホッグデー」

リスによく似たグラウンドホッグという小動物に今年の春の訪れを占ってもらうというもの。

毎年、2月2日に冬眠から覚めたばかりのグランドホッグくんたちを穴から出して、最初の動きを見て春がいつ頃来るか教えてもらうのだそうです。

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タキシードの紳士たちと、ちょっとぷくっとしたグランドホッグが一緒に、真剣に占う春の訪れ予想♪

実際の天気予報に比べるとこの春占いは3割程度の正解率なのだけれど、東部のペンシルベニアあたりでは、もう何十年もつづいている風習なんだそうです。
ちなみに2017年は、自分の影を見てびっくりしてしまったグラウンドホッグくんが、また巣の穴の中に逆戻りしてしまったので、まだ6週間は冬が続くのだとか(笑) 世界一チャーミングな春占いではないでしょうか?

 

そういえば、もうずいぶん前ですけれど、ビルマーレィ主演 の「Ground hog day」(日本名は「恋はデジャヴ」 )

という、こちらもとてもチャーミングな映画がありましたね。

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辛辣な人気気象予報士のビルマーレィが、グランドホッグデーの取材にペンシルバニアの小さな町に行って、「なんて退屈な田舎なんだ!」っとぷんぷん怒っていたら、来る日も来る日も永遠に繰り返される2月2日のループから抜け出られなくなてしまう。
でもその体験から、穏やかに日常が繰り返すライフスタイルのすばらしさ、有難さを、学んでいくというようなストーリーです。
ちょっぴり哲学的で奥の深い、ビルマーレィらしいステキなコメディでした。

 

「春」という季節は何かが新しく始まるときという感じがしますね。

そのウキウキする感覚は、国境を越えて、私たち人間の純粋な気持ちなのかもしれません。

私たち日本には「立春大吉」というとても縁起がよい響きの言葉があります。4f27f3278d458afd15c837a6ccb59dc9

立春大吉って縦に書いてセンターで折ったら左右対称でしょう。

これって鬼(邪気や災厄)から身を護るためのお札なのだそうです。

立春からスタートする2017年春! 

この言葉のように、みなさまにとって大吉のパワーあふれるシアワセな一年で在りますよう、心よりお祈りしています♡

 

今日もご一緒してくださってありがとうございました。

ライフスタイリスト 乃浬子 Noriko K. でした。

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2017年02月06日 | Posted in Column, gallery, イベント, シーズン, ライフスタイル, No Comments » 

ポジティブとネガティブの程よいバランス – Harmonized space –

こんにちは。ライフスタイリスト乃浬子Noriko K. です。

 

一年中で一番寒い季節。日本海側では大寒波による大雪の模様のようですね。

冬は自然と共存して生きていくことの、

厳しさと美しさを最大に感じさせてくれるシーズンのような気がします。

 

もうとっくに冬至を過ぎたのですから、

日照時間は刻々と長くなっていて、もう春遠からじという今日この頃。

とはいえ、冬の間はやっぱりお家の中でプチ冬眠状態で過ごす時間も多いのでは? 

暖炉の効いたベッドルームにぬくぬくしながら、

 お部屋から外をぼーっと眺めたりするのも、

とっても優雅で贅沢な空間の使い方だと思いませんか?

 

そこで、今日は「空間」の大切さについてお話したいと思います。

 どうか暖かくして、お付き合いくださいね。

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ニューヨークのパーソンズ・デザイン・スクール(Parsons School of Design)で、

インテイリア デザインを学んでいたとき、

 レジデンシャルデザイン(住宅のインテリア)のクラスの教授がおっしゃっていた、

今でもとても印象に残って大切にしている言葉があるのです。

 

それは

「ポジティブスペースばかりに気を取られずに、

ネガティブスペースとのバランスを大切にしなさい。」

というフレーズ。

このポジティブスペースと、ネガティブスペースっていったい何のことなのでしょう?

私たちは、ポジティブ、ネガティブと聞くと、積極的⇔消極的とか、

肯定的⇔否定的 とかを思い浮かべますね。

もちろんこの意味もあるのですが、ポジティブには、確固たるもの、形の在るもの

ネガティブにはそれに相反するものという意味があるようです。

あっそうそう、写真のフィルムのネガとポジのように、

相反して成立しているもの、というニュアンスでしょうか。

 

さて、先ほどのインテリアのお話にもどって、

教授のおっしゃった「ポジティブスペースとネガティブスペースのバランス」とは、

インテリアのデザインをするときに、

その部屋の中での相反するスペース、

つまり建物や、壁、窓、扉、そして家具や暖炉・・・・など、

ソリッドな部分を「ポジティブスペース」と呼び、

何もない空間のことをネガティブスペースと呼ぶのですね。

つまり、「ネガティブスペースを大切にしなさい」とは、

家具などの形あるものの置き場ばかりにとらわれず、

何もないスペース=住む人が心地よく存在し行動する空間を大事にすることが

インテイリアデザインの肝なのだと、そんなことが腑に落ちた経験でした。

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この捉え方は、インテリアデザインだけでなく、

すべての考え方の中でも生かせそうです。

とかく私たちは、ポジティブを善しとして、

ネガティブではいけないことだと思いがちですけれど、

実はポジとネガは表裏一体。

ネガティブがあるからポジティブが存在するし、

ポジティブがネガティブを活かし際立たせる。

双方のバランスが美しく保たれていることが大切なのだと思うのです。

 

 

そういえば、東洋の「陰」と「陽」という言葉も、

ネガティブとポジティブに大いに通ずるところがありますよね。

陰は暗く陰湿なイメージで、陽は明るく温かいイメージですけれど、

老子曰く「この世のあらゆる事象は、「陰」と「陽」の相反する二つの性質を持ち、

両者の調和によって世界が保たれている」と。

また、「意識的に陰陽のバランスを取ることが大切である」と教えています。

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これからの時代は、

物事を一方から見るのではなく、客観的に多角的に、違う視点からも観ていくこと。

二面性を受け入れて両面を大切に、バランスの取れた柔軟な生き方を選択すること。

 ポジティブとネガティブの程よいバランスで調和を取りながら、

健たかに たおやかに生きていくこと。

そんな意識を持つことで、私たちの住まいも、人間関係も、世界も、宇宙も、

すべてがハーモナイズしていくのではないでしょうか?

 

それにはまず自分のための場を見直すこと。

お部屋の中を見渡して、ポジティブスペースとネガティブスペースが

美しいバランスを奏でているかを感じてみませんか。

私も立春に向けて、春の日差しが訪れても喜んでくれそうな、

快適な住空間を創っていきたいと思うのです♡

 

今日もご一緒してくださってありがとうございました。

ライフスタイリスト 乃浬子 Noriko K. でした。

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2017年02月01日 | Posted in Column, gallery, シーズン, ライフスタイル, No Comments »