ライフスタイル

美濃加茂で出会う伝統の新しさ ~その2- International ZEN –

こんにちは、ライフスタイリスト乃浬子Noriko K. です。

みなさまは 十分に桜の花を堪能されましたか~?

桜を愛でる心は日本の伝統文化といいますが、今年の春先の三寒四温は ゆったりと進んでくれたので、思いのほか贅沢なお花見期間を過ごせた方も多いのではないでしょうか。

桜が終わったころから、一気に暖かくなり、これからゴールデンウィークに向かっての清々しい気候が続きますね。

忙しい中、ふっとジャスミンの花の香りに足を止めるように・・・。

このコラムで一息入れていただけますと嬉しいです♪

 

さて、前回と今回、2回に渡って、岐阜県 美濃加茂で感じた「日本の伝統の新しさ」をテーマに書いています。

前回のテーマは世界に羽ばたく「日本酒」のすばらしさ。

われらが日本酒が、たくさんの国々の方たちに喜んでいただけるのは、日本人として本当にうれしい限りです。

そんな喜びを込めて、書いたブログがこちら。 ↓↓↓

美濃加茂で出会う伝統の新しさ~その1-The beauty of “Sake” –

 

 

そして、もう一つ、世界中の方たちが今、注目している 和 といえば、「禅の心」ですね。

ビジネス界でも「マインドフルネス」旋風を巻き起こし、国籍を問わず、人々のライフスタイルに定着しつつあるようです。

そこで、美濃加茂で出会う伝統の新しさ~後編は、「禅」について、お伝えしたいと思います。

ぜひお付き合いください。

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 * 円と角の枠を通して観える風景に人生を重ねる。 「悟りの窓」と「迷いの窓」を合わせ持ったデザインが、なんとも美しい!
このインテリアのWindow には、米国MARVIN 社の木製サッシを使用しています。

 

訪れたのは、かつて川上哲治監督や、星野仙一監督などの名監督も修業に訪れたという臨済宗妙心寺派 の「正眼寺」というお寺。

お寺のお名前が、道元禅師の 「正法眼蔵」 に近いことも、私にとって何かのご縁かもしれません。

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これから修行の道に向かう人が通る、「道場」 の看板が覚悟を感じさせます。

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広々としていてとても清々しい境内で、まずは手水鉢(ちょうずばち)でお清めをしましょう。

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境内にある、有名な「正眼寺の松」

ここ正眼寺の山川老師は、このメタセコイアの化石の割れ目から自然に生えてきた松に、 現成受用」 ・・・おかれた場所で全身全霊で命を全うするという姿勢を見出し、生きる術を説いて下さっています。

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さてここで、今回 私たちを出迎えて下さったのは、なんと、海外(たぶん欧米) から修行にいらしている僧侶の方でした!
流暢な日本語を駆使して、修行道場のいわゆる入門試験、「庭詰(にわづめ)」と「旦過詰(たんかづめ)」を熱演してくださいました。

 

 

修行をする意を決して、このお寺に到着したら、まずは玄関で頭を平に下げて、

「たのーみーまーしょーう!」と、とてつもなく大きな声で頼み込みます!

 

何度も何度も一生懸命叫んでいると

「どーーーーれーーーー?」と応答する人が中から出てきてくれます。

が!

「すでに修行道場は満員だから他の道場へ行ってください。」っと そっけなく断られるのです。

でも、そこからが肝心! 

腰を捻ったスタイルで玄関に頭を平伏し、お手洗いと昼食を頂く間以外は、朝から夕方まで、ひたすら我慢でじ~っと動かず座り続けるです。

その間、「帰れ!」っとばかり、外に引きずり出されることも。(どうやらこれは、体を動かしてあげるための思いやりなのだそうですが・・・^^;)

 

そして、夕方になると、一旦客人として夕食にも招かれ、泊まらせてもらえますが、翌日はまた「どうか他の道場へ行ってください」と断られながら同じように座り込み! お寺によって違うけれど、これが数日の間続くのだそうです。 大変そうですね^^

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めでたく この「庭詰」にパスしたら、次は第二次試験とも言うべく「旦過詰」と言って、庭詰で寝泊まりしていた旦過寮という寮舎で、トイレと食事以外の時間、延々と坐禅を続けます。

だいたい一週間ほどだとか!! どちらも決まり事だと分かっていても、体力的精神的に、かなりきつそうですね。

で、この「旦過詰」に もパスした暁に、めでたく入門を許され名前を頂き、作務(お掃除)や庫裏でのお食事の支度、坐禅、読経という、修行僧のライフスタイルの仲間入りということになるのです。

 

精進料理を作る、庫裏(くり)。 ↓↓↓ 

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庫裏の天井の梁が見事です! ↓↓↓

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「無になるための坐禅」 と、「時を大切にする作務」 のバランスが修行の生活の在り方だとおっしゃっていました。

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お話を伺った、異国からの修行僧の方も、このお寺の流儀に則って入門なさったのですよね。

自分は修行の身なので、写真や取材はNGだと。

私たち凡人が、喉まで出かかっていた質問は、

「どちらの国からいらしているのですか?」

「庭詰め、旦過詰め は、大変ではなかったですか?」

「どうして、禅を極めようと思われるのでしょう?」

「何年ここで修行をなさっているのですか?」 

などなど、もうね、伺いたくて伺いたくて、その質問が究極の煩悩だと知りながら・・・(汗)

修業とは、過去も未来もなく、今にいるためのものですものね。

 

丁寧にお礼を申し上げて、お寺を失礼したのですが・・・・。

ず~~~っと、松の陰から、私たちを見送ってくださっているお姿を、そっと望遠で撮影!

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「はいっ執着心です! ごめんなさい💦」 っと、心の中で手を合わせておりました^^

袈裟が似合っていてとっても素敵な方でしたよ~~(⋈◍>◡<◍)。✧♡ コホン。煩悩!

 

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抜けるような青空の元、敷地内に併設された正眼短期大学へ向かいます。

全国で最も人数が少ない短期大学なのだそうですが、多くの社会人が生涯教育の門戸を叩いているそう。

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美濃加茂市のふるさと納税にもなっているこちらの短大の坐禅堂で、いよいよ座禅を体験させていただきます!!

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採光たっぷり!明るくて開放的な図書館!!

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基本、全寮制なので、禅スタイルの食事のお作法など、寮生活を垣間見ることも。

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お茶室で、お抹茶を点てて頂きました。
桜の練り菓子も、手作りのお茶碗の「彩」と「〇」 も、おもてなしの心!

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さて、いよいよ坐禅堂へ。

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教わって、座ってみる。 無になることにこだわるより、ただ呼吸に集中するといいですよ~!

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眠気や煩悩を払うため、「警策」という棒で、バシッと打って頂く。

こんな感じです。 ↓↓↓

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私も、お願いして、バシッと!  肩甲骨を開いて、背を丸めるのがコツ!
とても清々しい気持ちになりますよ。

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坐禅の指導をしてくださった、風神講師。 なんと、フランスからいらした尼僧さまです。

座戦姿が凛としてなんとも美しい~~♡

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警策を打つ姿は厳しいけれど、観音様みたいに優しい笑顔にうっとり。

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風神さまは 今、禅を世界に広めるべく、ニューヨークやパリなどで、説法活動をなさっているそうです。

こういう方たちのご尽力で禅マインドが世界に広がっていくのですね~。 本当に有難いこと♡

奇しくも、お寺と短大の両方に伺って、海外のお坊さまたちに会うことができて、ますます「禅」のインターナショナルな広がりを感じることができました。

 

美濃加茂市は、海外から日本に来た方が住んでいる割合が、他県に比べ とても高い地域だそうです。

今回訪れてみて、日本の伝統を大切にしながら、現代に上手く取り入れるための創意工夫をすることで、「古今折衷」、「和洋折衷」

を愉しむ、「新しいライフスタイル」が生まれる のだということを学ばせていただきました。

 

 

今日もご一緒してくださってありがとうございました。

 

ライフスタイリスト 乃浬子Noriko K. でした。

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2017年04月24日 | Posted in Column, gallery, ライフスタイル, , , Comments Closed 

美濃加茂で出会う伝統の新しさ~その1-The beauty of “Sake” –

こんにちは、ライフスタイリスト乃浬子Noriko K. です。

 

先日、春浅き 岐阜県美濃加茂市に、「故きを温ね新しきを知る旅」に行ってまいりました。

たくさんの素敵なご縁と、色々な発見や気づきを頂いたので、今回と次回は、日本のほぼ真ん中、本州のおへそ辺りに位置する  チャーミングな都市、美濃加茂で出会った、故き好き(ふるきよき)日本の素晴らしさと、新しい発想で未来へと活かしながら生きる人々についてお話したいと思います。

ぜひお楽しみくださいー。

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 * 和洋が美しく折衷  調和を奏でるお食事は、こんなダイニングルームで!
インテリアのWindow には、米国MARVIN 社の木製サッシを使用しています。

 

 

さて、「美濃加茂」って、いったいどの辺りなのか、みなさまはご存知でしょうか? 

名古屋から電車で約一時間ほどの、木曽川と飛騨川の合流点にある美濃加茂市は、歌川広重が描いた浮世絵「木曽街道六十九次」の「太田」に描かれた中山道 51番目の宿場「太田宿」として、江戸時代に交通・文化の交流が生まれ栄えた町。

今も残る当時の街並みからも、活気に溢れた歴史を感じとることが出来ます。

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今も交通の要所というポジションは引き継がれて、多くの人が訪れます。

外国の方々が移り住む割合も、とっても高いのだそうですよ。

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千年もの歴史がある、甘くておいしい「堂上蜂谷柿」が有名。 そしてその柿の皮を食べて育った、甘くて蕩けるようなブランドポーク「はちや豚」は、ぜひ試してみたい。さらに新鮮なフルーツや野菜やお米など、美味しい食材に溢れているのも美濃加茂の魅力です。

 

 

そこで今回は、美濃加茂発、ニューヨークやロンドンなど海外で大ブレークしている、「日本酒」の話題をお届けしたいと思います。

お話を伺いに訪れたのは、創業 明治26年 ( 1893年 ) の、御代櫻醸造株式会社
1893年というと、ヨーロッパでアールヌーヴォーが花開きだしたころ、日本では文明開化が定着したころの時代背景ですね。

 

美濃加茂市の若き藤井浩人市長♡ と、エネルギッシュな六代目蔵元 渡辺博榮社長♡

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明治大正昭和、そして平成と、日本の近代化と共に時を紡いできた老舗 酒蔵の歴史を大切にしながら、世界へとチャレンジなさっている姿勢が素敵です!! 
日本酒の今昔ストーリーを、本当に解り易く、愉しく お話しして頂きました。

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酒蔵の中を案内して頂いて、酒創りの行程をじっくりと拝見。

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お米にこだわり、水にこだわり、環境にこだわり、そして、創る人にこだわる姿勢がヒシヒシと伝わってきます。

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麹が発酵している フツフツとした呟きが、なんとも愛おしいですね。

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こんなに愛情をたっぷり注いだ、プロセスを経て、美味しいお酒が生まれるんですね。

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待望の試飲タイム~!! 厳選された6種類の銘柄を、飲み比べさせて頂きました。

う~~~ん! 何れも甲乙つけがたい すっきりと洗練された喉越して美味しい! 
和の品格を感じる日本酒です。

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中でも私のお気に入りは、ワインを発酵させるプロセスで2012年に誕生した「津島屋」♡

「自由な発想で自分たちも楽しみながら、日本酒の枠を世界に拡げていきたい!」っと言う想いを込めて創られた、エクスペリメンタルな日本酒なのだそうです。
このテイストは、ワイン好きな私には、もうたまりません!! ぜったいに覚えておきたい 大好きな日本酒の銘柄になりました。

海外の方に喜ばれるのも納得ですね~!

 

和食はもちろんのこと、この日本酒なら様々なな国籍のお料理との相性も抜群なんじゃないかしら~~っということで、その夜は、オシャレな居酒屋さん「IKKI」で、創作イタリアンと日本酒のマリアージュを頂くことに。

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ここでも、美濃加茂の若き柔軟なエネルギーが存分に活かされてる~♪

地元のお野菜や、フルーツをふんだんに使って、創意工夫満載の山田一洋シェフによるアイディアメニューを堪能させていただきました。

 

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日本酒がおいしく頂けるように考え抜かれた、和を感じるイタリアンディッシュが目白押し♡

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まずは、ちょっと弾力のあるゴマ豆腐みたいな食感がたまらない、自家製お豆腐のフレッシュサラダ!

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ぷりっぷり桜鯛のカルパッチョには、地元ヤマキ農園さんのドライオレンジで作ったフルーティな絶品ソースがた~っぷりと。

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芝エビのアヒージョに添えられていたスペシャルバゲットが、お代わりしたくなある美味しさです。

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ホタルイカと相性のいい、ふっくら肉厚の椎茸がゴロゴロ入ったパスタ。

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オリーブがたっぷりのアクアパッツアの謎の塊は、なんと里芋! 
トロリンッっとした食感がたまりません。

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ひらめいた!っと、アクアパッツアのスープを使って急遽 創ってくださったパスタ! こちらも日本酒にぴったり!

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蜂谷柿の皮を食べて育った「はちや豚」の赤ワイン煮は、もう口の中で とろ~~っと蕩けます。

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御代櫻の渡辺社長も駆けつけて下さって、大賑わいな愉しいディナーになりました。

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心と身体が喜ぶお料理とお酒を堪能! ごちそうさまでした♡

 

 

 

私が住んでいたニューヨークでも、ますます和食がブレイクするに連れて、日本酒の人気は鰻登りなのだそう。

もはやJapanese rice wine なんて呼ぶ人も少なくなって、「SAKE」 で通じるのですから、完全に市民権を得ていますね。

なんと、このパンダワンカップを片手にマンハッタンを歩くのが、ニューヨーカーの間でひそかなブームなんだとか!?

笹を食べるパンダがかわいい! 

ちょっと東洋的なイメージってことなんでしょうか~。

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黒切子みたいに素敵なワイングラスで日本酒を頂きながら、色々な国のお料理に舌鼓を打つっていうのもオシャレですけれど、たまにはこのパンダワンカップ片手に歩きながら、ホットドッグを頬ばるのも、ニューヨーカーの開放的なライフスタイルを垣間見ることが出来そうです(笑)

 

今日もご一緒してくださってありがとうございました。

ライフスタイリスト 乃浬子 Noriko K. でした。

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2017年04月05日 | Posted in Column, gallery, ライフスタイル, , , Comments Closed 

立春とグランドホッグデー- Spring has almost come♪ –

こんにちは。ライフスタイリスト乃浬子Noriko K. です。

 

まだまだ寒い日は続きますが、立春を過ぎて春本番が待ち遠しくなってくる今日この頃ですね。

 

日本のお正月は、新暦であるグレゴリオ暦(太陽を基準にした太陽暦)をもとに1月1日と定められていますが、明治ころまでは日本も旧暦(月を基準にした太陰暦)を採用していたので、1月末頃(変動する)が旧正月でした。

今でも中国やベトナムなどアジア圏では、旧正月を春節と呼んで大きなお祭りをする国も多いそうです。

旧正月も新正月も、太陽や月の動きに基づいてはいますが、人間のつくったルール。

人間が この社会で活動するために、一年はこういう周期にしようと人間が決めた、人間主体の決まり事なのですね。

一方「立春」は、天体の動きによって決まるもので、あくまで、地球と太陽の位置関係など、天体から見て導きだされるものです。

自然が主体なんですね。

そんなことを紐解いていくと、お正月より「立春」の方が地球とともに新しい年を迎える日のようで、思わず襟を正してしまうのは私だけでしょうか? 

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立春の前日の2月3日は節分です。 みなさまは豆まき、しましたか?

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私たち日本人は、「福は内、鬼は外」と言いながら、福豆を撒く風習がありますね。なんと、奈良時代に端を発し、江戸時代に庶民に広まった季節行事なのだそう。穀物には邪気や災厄を祓ってくれる力があると信じられていたこと。

そして、魔(鬼)の目をめがけて豆を撒くという語呂合わせからお豆を撒くのだと言われているそうです。

私は、先日伊勢神宮に参拝しに伺って、内宮の門前でスペシャルな福豆を購入してきたので、「内もハッピー♡ 外もハッピー♡」っと、すべての方たちのところにHappy(福) が訪れるよう祈りながら豆まきをしました(笑)

そのあとは待望の恵方巻を。

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こちらの風習は、以前から大阪方面で節分に食べられていた太巻きを、あるコンビニエンスストアチェーンが1998年ころから全国的に広めた、新しい習慣なのだそうです。20年足らず!瞬く間に広まったのですね。

昨今はいろいろな国籍の楽しい恵方巻が手に入るので、情報に踊らされることなく丸かぶりはせず、適度に切り分けて、北北西方面をちょっぴり意識しながら、愉しく会話をしながら、ゆ~っくりと味わって頂きました♪

何ごとも決まりごとに縛られることが嫌いで、自分の心が趣くまま、心身が喜ぶことを選択していくタイプです(笑)

 

 

さて、アメリカにはちょっとユニークな立春の行事があるのでご紹介しましょう。

その名も「グランドホッグデー」

リスによく似たグラウンドホッグという小動物に今年の春の訪れを占ってもらうというもの。

毎年、2月2日に冬眠から覚めたばかりのグランドホッグくんたちを穴から出して、最初の動きを見て春がいつ頃来るか教えてもらうのだそうです。

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タキシードの紳士たちと、ちょっとぷくっとしたグランドホッグが一緒に、真剣に占う春の訪れ予想♪

実際の天気予報に比べるとこの春占いは3割程度の正解率なのだけれど、東部のペンシルベニアあたりでは、もう何十年もつづいている風習なんだそうです。
ちなみに2017年は、自分の影を見てびっくりしてしまったグラウンドホッグくんが、また巣の穴の中に逆戻りしてしまったので、まだ6週間は冬が続くのだとか(笑) 世界一チャーミングな春占いではないでしょうか?

 

そういえば、もうずいぶん前ですけれど、ビルマーレィ主演 の「Ground hog day」(日本名は「恋はデジャヴ」 )

という、こちらもとてもチャーミングな映画がありましたね。

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辛辣な人気気象予報士のビルマーレィが、グランドホッグデーの取材にペンシルバニアの小さな町に行って、「なんて退屈な田舎なんだ!」っとぷんぷん怒っていたら、来る日も来る日も永遠に繰り返される2月2日のループから抜け出られなくなてしまう。
でもその体験から、穏やかに日常が繰り返すライフスタイルのすばらしさ、有難さを、学んでいくというようなストーリーです。
ちょっぴり哲学的で奥の深い、ビルマーレィらしいステキなコメディでした。

 

「春」という季節は何かが新しく始まるときという感じがしますね。

そのウキウキする感覚は、国境を越えて、私たち人間の純粋な気持ちなのかもしれません。

私たち日本には「立春大吉」というとても縁起がよい響きの言葉があります。4f27f3278d458afd15c837a6ccb59dc9

立春大吉って縦に書いてセンターで折ったら左右対称でしょう。

これって鬼(邪気や災厄)から身を護るためのお札なのだそうです。

立春からスタートする2017年春! 

この言葉のように、みなさまにとって大吉のパワーあふれるシアワセな一年で在りますよう、心よりお祈りしています♡

 

今日もご一緒してくださってありがとうございました。

ライフスタイリスト 乃浬子 Noriko K. でした。

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2017年02月06日 | Posted in Column, gallery, イベント, シーズン, ライフスタイル, No Comments » 

ポジティブとネガティブの程よいバランス – Harmonized space –

こんにちは。ライフスタイリスト乃浬子Noriko K. です。

 

一年中で一番寒い季節。日本海側では大寒波による大雪の模様のようですね。

冬は自然と共存して生きていくことの、

厳しさと美しさを最大に感じさせてくれるシーズンのような気がします。

 

もうとっくに冬至を過ぎたのですから、

日照時間は刻々と長くなっていて、もう春遠からじという今日この頃。

とはいえ、冬の間はやっぱりお家の中でプチ冬眠状態で過ごす時間も多いのでは? 

暖炉の効いたベッドルームにぬくぬくしながら、

 お部屋から外をぼーっと眺めたりするのも、

とっても優雅で贅沢な空間の使い方だと思いませんか?

 

そこで、今日は「空間」の大切さについてお話したいと思います。

 どうか暖かくして、お付き合いくださいね。

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ニューヨークのパーソンズ・デザイン・スクール(Parsons School of Design)で、

インテイリア デザインを学んでいたとき、

 レジデンシャルデザイン(住宅のインテリア)のクラスの教授がおっしゃっていた、

今でもとても印象に残って大切にしている言葉があるのです。

 

それは

「ポジティブスペースばかりに気を取られずに、

ネガティブスペースとのバランスを大切にしなさい。」

というフレーズ。

このポジティブスペースと、ネガティブスペースっていったい何のことなのでしょう?

私たちは、ポジティブ、ネガティブと聞くと、積極的⇔消極的とか、

肯定的⇔否定的 とかを思い浮かべますね。

もちろんこの意味もあるのですが、ポジティブには、確固たるもの、形の在るもの

ネガティブにはそれに相反するものという意味があるようです。

あっそうそう、写真のフィルムのネガとポジのように、

相反して成立しているもの、というニュアンスでしょうか。

 

さて、先ほどのインテリアのお話にもどって、

教授のおっしゃった「ポジティブスペースとネガティブスペースのバランス」とは、

インテリアのデザインをするときに、

その部屋の中での相反するスペース、

つまり建物や、壁、窓、扉、そして家具や暖炉・・・・など、

ソリッドな部分を「ポジティブスペース」と呼び、

何もない空間のことをネガティブスペースと呼ぶのですね。

つまり、「ネガティブスペースを大切にしなさい」とは、

家具などの形あるものの置き場ばかりにとらわれず、

何もないスペース=住む人が心地よく存在し行動する空間を大事にすることが

インテイリアデザインの肝なのだと、そんなことが腑に落ちた経験でした。

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この捉え方は、インテリアデザインだけでなく、

すべての考え方の中でも生かせそうです。

とかく私たちは、ポジティブを善しとして、

ネガティブではいけないことだと思いがちですけれど、

実はポジとネガは表裏一体。

ネガティブがあるからポジティブが存在するし、

ポジティブがネガティブを活かし際立たせる。

双方のバランスが美しく保たれていることが大切なのだと思うのです。

 

 

そういえば、東洋の「陰」と「陽」という言葉も、

ネガティブとポジティブに大いに通ずるところがありますよね。

陰は暗く陰湿なイメージで、陽は明るく温かいイメージですけれど、

老子曰く「この世のあらゆる事象は、「陰」と「陽」の相反する二つの性質を持ち、

両者の調和によって世界が保たれている」と。

また、「意識的に陰陽のバランスを取ることが大切である」と教えています。

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これからの時代は、

物事を一方から見るのではなく、客観的に多角的に、違う視点からも観ていくこと。

二面性を受け入れて両面を大切に、バランスの取れた柔軟な生き方を選択すること。

 ポジティブとネガティブの程よいバランスで調和を取りながら、

健たかに たおやかに生きていくこと。

そんな意識を持つことで、私たちの住まいも、人間関係も、世界も、宇宙も、

すべてがハーモナイズしていくのではないでしょうか?

 

それにはまず自分のための場を見直すこと。

お部屋の中を見渡して、ポジティブスペースとネガティブスペースが

美しいバランスを奏でているかを感じてみませんか。

私も立春に向けて、春の日差しが訪れても喜んでくれそうな、

快適な住空間を創っていきたいと思うのです♡

 

今日もご一緒してくださってありがとうございました。

ライフスタイリスト 乃浬子 Noriko K. でした。

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2017年02月01日 | Posted in Column, gallery, シーズン, ライフスタイル, No Comments » 

和の心をライフスタイルに – Japanese attitude –

こんにちは。ライフスタイリスト乃浬子Noriko K. です。

早いもので、2017年も既に半月が過ぎようとしていますが、

みなさまはどのようなお正月を過ごされたのでしょうか。

去年ラストのブログに書いたように、なかなか先が見えない2017年。

今年は私たちにとって どんな年になっていくのでしょう?

ひとりひとりが、どんなライフスタイルを奏でていきましょうか?

私は今年のテーマを「ゆだねる」にしました。

起こることに動ぜず、ただ自分を受け取って、時の流れにゆだねていく姿勢。

なかなか難しいことですが、今年は、そのattitude を大切にして生きたいと思っています。

 

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心穏やかに生きていくために、今年は和の心を大切にしてみようと思っています。

「禅」を知る。

アップル創設者のスティーブ・ジョブズ氏が禅の愛好家だったこともあり、

最近は欧米でも多くの方がライフスタイルに「禅」を取り入れているようです。

フランスでは「Zen(禅)」は「静かにする/落ち着く」といった意味のフランス語として使われているのだとか。

さらに、禅をマインドフルネスと呼んで、ビジネスシーンでも広く活用されているようです。

禅とは宗教ではなく、仏教に由来する考えの一つであり、

その現れの修行( practice ~人生の練習)ということなのですね。

 

昨今日本でも、座禅や写経、そして禅に由来する茶道などを取り入れる方が多くなっています。

自分自身に集中して、本質や真理に立ち戻っていくことの大切さに

気付きだしているということなのではないでしょうか。

 

ただ、ちょっと敷居が高い感じがする方も多いのでは?

私も、座禅に憧れて、数年前に鎌倉のお寺で体験させていただいたものの、

なかなか自分のライフスタイルに取り入れることはできませんでした。

今思えば、私が思い描く座禅というカタチ・・・・お寺に行って、脚を組んで、座禅の型をしっかり作って

お坊様が回ってきて長い棒警策(けいさく)と呼ばれる長い棒でバシッと打たれて、脚がしびれる(笑)

そんなことにとらわれていて、本質の「心」がおろそかになっていたのでしょうね、きっと。

 

 

英語に、attitudeと、 behavior という言葉があって、それを日本語にすると、

どちらも「態度」になる。 なんともあいまいな訳になってしまいますが、

実はこの二つの単語の真意に、本質を見極めるヒントがあると思うのです。

 

同じ「態度」も、こんなふうに捉えてみてはいかがでしょう。

Attitude とは、「内なる態度、何かに向かう心の姿勢、考え方、心構え、イメージ」

Behaviorとは「外に現れる態度、何かを表現する行動や所作、型、フォーム」

そして、二つは相互関係にあって、attitude (心の姿勢)が、behavior(所作) を生みだし、

behavior (所作)を観れば、語らずともattitude(心) を見抜かれてしまいます。

 

そして、私たちは、behavior の方に気を取られてしまい、

本来その型に至るためにあったはずの心構え attitude を

うっかり置き去りにしがちなのではないでしょうか?

座禅に臨む真摯で謙虚な心の姿勢 Attitude を大切にしていれば、

おのずと 所作behavior という  型(フォーム)になっていくのではないかと思うのです。

 

例えば、リビングルームのお気に入りのソファーや、やオフィスの椅子に浅めに座って、

心身の姿勢を整えて、深~い呼吸をすることだけに意識を向けることで、

只管打坐(ただシンプルに座禅をすること)だって出来るのですよね。

軽く目を閉じて、肩の力を抜いて、

今この瞬間に、空気を吸っていること、吐いていること、鼻腔の中を通る空気の温度を感じで、

ただそれだけに集中、何が浮かんできても、ただふわ~っと眺めて、やり過ごすことで、

少しずつ心が穏やかになっていく。

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どうでしょう?
こんなカンタンな座禅なら、ライフスタイルに取り入れられそうな気がしませんか?

 

 

お写経だって同じこと。

どこかのお寺に行かなくちゃっなんて思っていたのでなかなか手つかずだったのですが、

今年は写経をライフスタイルに取り入れたいと思い立ったので、

インターネットで写経セット(1000円前後) を見つけて、さっそく購入してみました。 

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家の中に、お写経のためのスペースを創るのがとっても楽しみです♪

 

 

禅から端を発した「茶の湯」も、心を穏やかにして集中を促しtげくれる、

もう一つの和ごころですね。

でもでも、お茶室で、お着物で、正座で、茶道のお作法は難しくて~~~などと躊躇していると、

やっぱりめちゃくちゃ敷居が高くて始まらない。

もちろん、「道」を極めることはすばらしいことなのですが、

茶道の心得が無くたって、

お抹茶を点てるときの心穏やかな瞬間を愉しむことは出来るはずですよね。

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リビングルームの窓から見える季節を愛でながら、空を眺めながら、時には風を感じながら、

ただ、心を込めてお茶を点て、心静かに味わう。

和の心(attitude)  在りきで、自分らしい型(behavior) になっていくのですね。

 

 

今日もご一緒してくださってありがとうございました。

ライフスタイリスト 乃浬子 Noriko K. でした。


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2017年01月16日 | Posted in Column, gallery, ライフスタイルNo Comments » 
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