窓とバーティカルトリートメントの美しいバランス -Interior decoration –

ライフスタイリスト 乃浬子Noriko K. です。

こんにちは、暦の上では立秋を過ぎましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

今回は私たちのライフスタイル、衣食住の中から、住=インテリア・デザインにフォーカスしてみたいと思います。

さて、突然ですが、あなたのインテリアに対するこだわりはなんでしょうか?

実はニューヨークのパーソンズデザインスクールでインテイリアデザインを勉強した経験から、私たち日本人はインテリアへのこだわりが残念ながら比較的少ないなぁっと感じます。

っと言うのもインテイリアって、外の世界で色々な人間関係や仕事などのストレスで心身がボロボロに疲れることもあって、そんな私たちがリラックスできるスペースだったり癒してくれる場だったり、そしてまた明日に向けて心身をリカバリーしてくれる大切な大切な場所ですから。 自分を大事にするようにインテリアを大事にしてほしい。そんなふうに思うのです。

そこで今日はみなさまと一緒に、「住」へのこだわりについて思いを巡らせてみたいと思います。 

みなさまの、ライフスタイルシフトの、ヒントになったら嬉しいです。
m2017-2-1
*遊び心と癒し感のあるこんな壁紙をニッチなスペースに用いただけで、お家に居ながらにして心のリトリートが出来そうですね!
このインテリアのWindow には、米国MARVIN 社の木製サッシを使用しています。

 

さて、先ほどの「インテリアに対するこだわりは?」という質問に、みなさまはどんな答えが浮かんできたでしょうか?

ちなみに、私がインテリアで大切にしていることは 「色とスタイルのバランス」。
えー?それではお洋服選びと一緒じゃない!? 
そう、大切にしているこだわりポイントは「色とスタイルのバランス」なのですが、「衣」と「住」では視点がまったく違います。

お洋服では 客観的に似合う、「私の個性を活かしてくれる色とスタイル」のバランスにこだわる。

インテリアでは、主観的に落ち着く、「私の心身を癒してくれる色とスタイル」バランスにこだわる。

「似合う」と「好き」の使い方を極めると、ライフスタイルはとても愉しくなるのです!!

 

 

ところで、私たち日本人と、欧米人の、インテイリアファブリックに対する考え方、捉え方は、ちょっと異なっているようです。

欧米では、ソファーやベッドリネン、絨毯などの ホリゾンタル(横)トリートメントとして、そして、 バーティカル(縦)トリートメントとしては、ウインドードレープリーや壁にまでも! 縦にも横にも布を施して、豪華さや個性を演出してきました。 

一方、日本家屋に置いては、床や天井などの、ホリゾンタル(横)には木か畳を、 そして襖(ふすま)、障子、壁、天戸などバーティカル(縦)には木と紙と土を用いてきました。

以前にも何度か書きましたが、侘び寂びの世界観を表現した日本のインテリアスタイルは、そこに個性を求めるというより、禅やマインドフルネスに通ずるシンプルなスピリッツの現れとして、今まさに世界中で再認識され始めていて、それは私たち日本人にとって本当に嬉しい限りです。

その流れからわかるように、日本の建築に、本格的に「布」がインテリア素材に加わったのは、西洋文化が入ってきた明治時代以降だったのですね。

そんな私たちが、新しい家を購入したり、お住まいのインテリアをリニューアルするときに、家具にはこだわるけれど、カーテンや壁紙は外からの目隠しになればいい、とか、遮光になればいいという、機能重視から 無難なものを選択をする方が多いように感じるのは、インテリアファブリックの未知なる可能性に、私たちはまだまだ気づいていないのかもしれません。

もちろん無難が悪いということではないのですけれど、 今やほとんどの方が基本洋式のインテリアを選ばれているのですから、もっとバーティカル(縦)に布を使うことで、私たちのライフスタイルをもっと豊かに演出することが出来るのだということを、みなさんに知って頂けたらと思うのです。 

starched-fabrics-interior-design

 
 っと言うのも、ちょっとイメージしてみて下さい。

寝る時には天井が視野のほとんどを占めますけれど、家の中で起きて生活をしている時は縦にあるモノが視野に入りますよね。

ファブリックや壁紙などの「縦」の存在が、心理的に私たちの生活に思いのほか影響を及ぼすのです。
そう!ファブリックトリートメントを意識するだけで、もっともっとライフスタイルは楽しくなりますよー♪

っということでたとえば、リビングルームの窓枠やドア、外に見える景色の雰囲気に併せて、シンプルな色やバランスを選んでみると・・・。%ef%bd%b2%ef%be%9d%ef%be%83%ef%bd%b8%ef%be%9e%ef%be%98%ef%be%83%ef%bd%a8%e3%80%80%e3%83%a2%e3%83%80%e3%83%b3 

ベッドルームの家具や様式、スタイルに併せて、クラッシックな素材やデザインにこだわってみると・・・。

2017-2-4
縦目線に自分の「好き」な色やスタイルをプラスすると、喜びにあふれたインテリアスペースになるのですね!

欧米ではインテリアデコレーターという職業が存在します。
住む人が確固たる自分のスタイルを持っているからこそ、プロに委ねることを楽しめるのかもしれません。

ウインドートリートメントや壁紙を自分で選ぶという発想は、まだ日本ではあまりポピュラーではないので、正直ちょっとドキドキしちゃいますけれど、ここはひとつ、自分の「好き」をカタチにするためにも、こんなステキな素材がいっぱい揃っている こんな インテリアファブリックのショールームで、プロのインテリアコーディネイターさんとお話してみると、あなたの知らなかった無限の可能性が観えてくるのではないでしょうか。

20729414_1280657872044216_9093042999383428247_n

 

 

 

 

 

 

 

ほかのインテリアを変えなくても、かなりの縦の視覚範囲を占めるカーテンを取り換えただけで、お部屋全体が生まれ変わってリフレッシュするはず。
今お使いのカーテンを束ねる、タッセル↓↓↓ を、変えることからスタートするだけでも きっとステキなライフスタイルへのシフトは始まりますよ。

20663986_1280657828710887_1102307785945068814_n

 

 

 

 

 

 

                 

これからの時代のインテリアスタイルは、和洋折衷、古今折衷なんでもあり!!
様式にこだわらず、正解を求めずに、心が喜ぶ自分らしいライフバランスを愉しみましょう♪

今日もご一緒してくださってありがとうございました。

ライフスタイリスト 乃浬子Noriko K. でした。

noriko-k0606top 

 

 

2017年08月22日 | Posted in Column, gallery, ライフスタイル, Comments Closed 

新しいライフスタイルへとシフトする- Life shift-

ライフスタイリスト 乃浬子Noriko K. です。

こんにちは、みなさまいかがお過ごしですか?

今年は、もう梅雨を飛び越えて夏が来たみたい!? っというお天気でしたが、ここのところやっと梅雨らしくなってきました。
やっぱりこの季節の雨に濡れた紫陽花や、どこからともなく漂ってくるガーディニア(写真は記事の最後に ) の香りにふっと心奪われるシーズンです。

さて、今日は、改めて私たちのこれからの「ライフスタイル」について書いてみたいと思います。

今イギリスの経済学者さんが共著で書かれた、ライフシフト という本が、大ベストセラーになっていますね。

世界的に寿命が延びていく昨今、20世紀の「衣食住」の捉え方と、21世紀の価値観とは もしかすると真逆な発想になっていくのかもしれません。

「便利なモノ」に由来するライフスタイルから、自らの自発性に由来する「自由」なライフスタイルへとシフトしていくために・・・。 

みなさまの、何かのヒントになったら嬉しいです。

integrity_wood-ultex_outswing_french_doors_3

*こんなシンプルでミニマルなライフスタイルに回帰するのもステキですね。
このインテリアのWindow には、米国MARVIN 社の木製サッシを使用しています。

 

例えば 「食」 ・・・・・美味しいものを食べたいと思ったら、美味しいものを追い求めることが必要。
飽食の時代には、東京から飛行機で札幌ラーメンを食べに行く方もいらしたとか!?
一方で、今日本は、世界一廃棄食品が多い国なのだそうです。 

例えば 「衣」・・・・・ ステキな服を着たいと思ったら、流行のステキな服、高級ブランドの服を買うこと。
流行は目まぐるしく変わって、ブランドごとに、毎シーズンコレクションが行われ、お洋服が市場に溢れているので、今度は断捨離して手放そう!っと言うことになります。
日本のリサイクルファッションをアフリカなどに届けているんだとか。それも貢献することにはなりますけれど。

例えば 「住」・・・・・ お洒落なところに住みたいと思ったら、高級なインテリアを設えること、ファンシーなマイカーを持つこと。

素晴らしい「モノたち」でライフスタイルを築き上げるかが、20世紀の価値観でした。

この、スタイルのおかげで、私たちの暮らしはホントに便利になりました。

ところが、最近耳にした「不便益」という言葉。 

みなさまはご存知ですか?

今、私たちのライフスタイルは、便利になりすぎてしまって、それが当たり前になってしまい、今度はわざと「不便」という環境や状態を造りださなければならない。 

そして、そのためのグッズがどんどん開発されているのだそうなんです。

ん?? グッズでわざわざ不便を作るって、なんかなぁ~~、ちょっと矛盾していませんか?(笑)

果てしなく便利を探求して、ついには不便さ までも懐かしくしてしまった私たち現代人は、今の「当たり前」が、実は「有難い」ことだったのだと気づいていくことが大切。

だって、便利すぎる怖さは、私たちの「創意工夫力」や「運動能力」、さらに「思考力」まで低下させているのですから。

例えばエレベーターやエスカレーターが、心地よいウォッシュトイレが、あったかいシャワーが、ふかふかのベッドが、心地よいエアコンが、オンタイムで来る電車が、24時間オープンのコンビニが、スマホが・・・・・・今このライフスタイルから消え去ったらどうだろう?

質素な食材ほど栄養価に恵まれていますよね。調理や、盛り付けの工夫で、楽しい食卓が演出できるし、
高級ブランドでなくても、手持ちの服のコーディネイトを愉しんでしまえば、自分らしいスタイリングでステキに「着こなせる」はず。 
どんな住まいでも、創意工夫でインテリアをお洒落に素敵に暮らせるんじゃないかしら?

 

これからの衣食住~ライフスタイルの愉しみ方は、愉しいことを自分の外に探すヒトから、今の自分自身に「愉しさ」を見出すこと。

好奇心を持って創意工夫しながら、色々なことにチャレンジしてみること。

美味しいものを食べる人から、美味しくモノを食べる人であろう。

ステキな服を着るヒトから、ステキに服を着こなす人であろう。

お洒落な家に住むヒトから、お洒落な暮らしをする人であろう。

 

笑顔で生きる。自分を好きになる。 なんでも面白がる。 人生を謳歌する。 
大切なのは、自発性!! Spontaneous であること。

食事を愉しむ。

スタイリングを愉しむ。

インテリアを工夫する。

ライフスタイルをモノに由来する時代から、自らの自発性に由来する時代へとシフトしていく。 
自らの選択に由来する。 それが21世紀版の自由なライフスタイル」の本質なのかもしれません。

私もそんな 「丁寧に生きる」ライフスタイルを大切に暮らしたいと思うのです。

19511476_1240823046027699_7957746084546536294_n

 

 

 

 

 

 

 

 

ガーディニアって?っと思った方へ。八重の西洋くちなしのことをガーディニアといいます。
本当に香しい、純白のウエディングドレスのようなお花ですよ~(*’▽’)

どこかで出逢ったら、その香りに癒されてみて。

今日もご一緒してくださってありがとうございました。

ライフスタイリスト 乃浬子Noriko K. でした。

noriko-k0606top 

2017年07月07日 | Posted in Column, ライフスタイル, , , , Comments Closed 

似合う色と好きな色の違いとは?-How to find personal colors-

ライフスタイリスト 乃浬子Noriko K. です。

こんにちは、みなさまいかがお過ごしですか?

新緑の美しい季節になりました。そろそろ夏らしいファッションの季節到来ですね!

このブログの筆者は「スタイリスト」なんですが、今まで一度もファッションをテーマに書いていないことに気付きました(笑)

なので、今回はみなさまを耀かせる「色」のお話をしてみたいと思います。

ぜひ楽しんでくださいね。

 

2017-2-3

* 似合う色(あなたを活かす色)はお洋服に、好きな色(あなたを癒す色)はインテリアに使い分けませんか? 
このインテリアのWindow には、米国MARVIN 社の木製サッシを使用しています。

 

私たちの印象は、洋服や髪やアクセサリーやネクタイなど顔映りの色のバランスで変わります。

内面の魅力をお相手へ伝えるために「自分に似合う色」の傾向を知っておくのはとても大切なことですね。

 

さてここで質問です。 みなさまは、好きな色と似合う色の違いを御存じでしょうか?

スタイリストであり、カラーアナリストをしていると、みなさまから、「好きな色と似あう色は違うんですか?」という質問をよく頂きます。

そんなとき、私は「色が違うということではなくて、観点が違うんです。」っと、お応えしています。

「観点」っていったいなんでしょう? 具体的にお話していきますね。

 

まず、あなたの「好きな色」を思い浮かべてみてください。「赤」「ライトグリーン」「オレンジ」 ・・・など、浮かんだ色はそれぞれだと思います。 

では次に、あなたの「似合う色」を思い浮かべてみてください。「えっと、青・・・じゃないかな?」「茶を着ているときは似合うと言われる・・・。」もしくは、「似合う色ってよくわからないわ。」こんなお答えが浮かんだのではないでしょうか?

これでわかるように、「好き」 は自分の主観の感情なので、他者に関係なく自分で選んで、決めていいのです。

ところが、「似合う」の場合は、他者があなたに似合うかどうかを決める色なので、自分で決定することにどうしても躊躇が生まれるのですね。

つまり、好きな色は「主観」似合う色は「客観」からの、真逆な観点ということになるわけです。

自分が持っているのは主観だけで、客観はありませんから、似合う色は自分ではわかり難くて当然なのですね。

 

 

ざっくりですが、似合う色のトーンを観つけ方をお伝えしていきましょう。

あなたは比較的 淡い色(明度が高い色) のほうがしっくりきますか? それとも濃い色(明度が低い色)の方がしっくり来ますか?

それとも中間色くらいでしょうか?

次に、あなたは比較的鮮やかな色の方がしっくりくるでしょうか? それとも落ち着いた色の方がしっくり来る?
それとも、どちらともいえない中間色ぐらいでしょうか? 

その感覚を、このチャートに当てはめてみましょう。

p7

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

如何でしたか?

ちなみに私は、比較的濃い目の色(明度の低い色)で、落ち着いた色(彩度も低めの色)がしっくり来るので、このチャートで言えば、ダルトーン、ディープトーン、ダークトーン辺りが、私に似合う色=パーソナルカラーということになるのです。

なので、日常に着ているお洋服は 藍色や、グレー、黒、モスグリーン、ブラウン、などがほとんど。そのベースカラーに、スカーフやアクセサリーやバッグなどで、差し色を愉しんでいます。

ベースの色に差し色をプラスするスタイリングはバランスが取りやすくて、カンタンなので、ぜひお試しを~♬

濃い色で、素材もしっかりと固めで、直線的でストレートラインなデザインが似合うオードリーと、 o0408028012695435971

 

 

 

 

 

 

 

淡い色で、素材が柔らかめ、曲線的でソフトラインのデザインが似合うマリリン・・・。9995view009

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この二人がお洋服を取り換えたら、なんだかとってもチグハグな感じがしませんか(笑)

それぞれの個性に似合う色や素材、デザインが、それぞれの異なった魅力を、見事に際立たせているのですね。

ちなみに、オードリーさんは、グラマラスではない自分を嫌っていたそうなのですが、そのままの自分の個性を受け取った時から、女優人生の扉が開いたのだそう。

o0403040313942959834

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちは得てして、物事、出来事を主観で見て判断しがちなので、対人関係が難しくなったり、生き辛くなったりしてしまいます。 

そこで、客観的な視点を持ったり、視野を広げることで、思いのほかコミュニケーションや人間関係も楽になると言われています。

実は、客観的に似合う色や、似合うデザインの傾向を知って日々のスタイリングに活かすことは、客観的な視点を磨くのに、とても役に立つために、「認知行動療法」でも使われようとしているのです!

ありのままの自分の個性を客観視点から受け取るって、ホントに大切なようですね。

 

 

似合う色は、あなたの個性を存分に「活かしてくれる」 色たち。 
ぜひ、日々のお洋服のコーディネイトに活用して、あなたの魅力をプレゼンテーションしてください。

そして、好きな色は、あなたの心をゆったりと「癒してくれる」色たち。
例えば上の写真のようなインテリアなどのように見える場所に使って、日々疲れた心を和ませてあげてください。

 

あなたを耀かせてくれる色を味方につけて、豊かなライフスタイルを愉しんでくださいね。

 

 

今日もご一緒してくださってありがとうございました。

ライフスタイリスト 乃浬子Noriko K. でした。

noriko-k0606top 

2017年06月01日 | Posted in Column, gallery, ライフスタイル, , , Comments Closed 

美濃加茂で出会う伝統の新しさ ~その2- International ZEN –

こんにちは、ライフスタイリスト乃浬子Noriko K. です。

みなさまは 十分に桜の花を堪能されましたか~?

桜を愛でる心は日本の伝統文化といいますが、今年の春先の三寒四温は ゆったりと進んでくれたので、思いのほか贅沢なお花見期間を過ごせた方も多いのではないでしょうか。

桜が終わったころから、一気に暖かくなり、これからゴールデンウィークに向かっての清々しい気候が続きますね。

忙しい中、ふっとジャスミンの花の香りに足を止めるように・・・。

このコラムで一息入れていただけますと嬉しいです♪

 

さて、前回と今回、2回に渡って、岐阜県 美濃加茂で感じた「日本の伝統の新しさ」をテーマに書いています。

前回のテーマは世界に羽ばたく「日本酒」のすばらしさ。

われらが日本酒が、たくさんの国々の方たちに喜んでいただけるのは、日本人として本当にうれしい限りです。

そんな喜びを込めて、書いたブログがこちら。 ↓↓↓

美濃加茂で出会う伝統の新しさ~その1-The beauty of “Sake” –

 

 

そして、もう一つ、世界中の方たちが今、注目している 和 といえば、「禅の心」ですね。

ビジネス界でも「マインドフルネス」旋風を巻き起こし、国籍を問わず、人々のライフスタイルに定着しつつあるようです。

そこで、美濃加茂で出会う伝統の新しさ~後編は、「禅」について、お伝えしたいと思います。

ぜひお付き合いください。

2017-2-5

 * 円と角の枠を通して観える風景に人生を重ねる。 「悟りの窓」と「迷いの窓」を合わせ持ったデザインが、なんとも美しい!
このインテリアのWindow には、米国MARVIN 社の木製サッシを使用しています。

 

訪れたのは、かつて川上哲治監督や、星野仙一監督などの名監督も修業に訪れたという臨済宗妙心寺派 の「正眼寺」というお寺。

お寺のお名前が、道元禅師の 「正法眼蔵」 に近いことも、私にとって何かのご縁かもしれません。

dscn0898

 

これから修行の道に向かう人が通る、「道場」 の看板が覚悟を感じさせます。

dscn0907

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広々としていてとても清々しい境内で、まずは手水鉢(ちょうずばち)でお清めをしましょう。

dscn0909

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

境内にある、有名な「正眼寺の松」

ここ正眼寺の山川老師は、このメタセコイアの化石の割れ目から自然に生えてきた松に、 現成受用」 ・・・おかれた場所で全身全霊で命を全うするという姿勢を見出し、生きる術を説いて下さっています。

20121101171116

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてここで、今回 私たちを出迎えて下さったのは、なんと、海外(たぶん欧米) から修行にいらしている僧侶の方でした!
流暢な日本語を駆使して、修行道場のいわゆる入門試験、「庭詰(にわづめ)」と「旦過詰(たんかづめ)」を熱演してくださいました。

 

 

修行をする意を決して、このお寺に到着したら、まずは玄関で頭を平に下げて、

「たのーみーまーしょーう!」と、とてつもなく大きな声で頼み込みます!

 

何度も何度も一生懸命叫んでいると

「どーーーーれーーーー?」と応答する人が中から出てきてくれます。

が!

「すでに修行道場は満員だから他の道場へ行ってください。」っと そっけなく断られるのです。

でも、そこからが肝心! 

腰を捻ったスタイルで玄関に頭を平伏し、お手洗いと昼食を頂く間以外は、朝から夕方まで、ひたすら我慢でじ~っと動かず座り続けるです。

その間、「帰れ!」っとばかり、外に引きずり出されることも。(どうやらこれは、体を動かしてあげるための思いやりなのだそうですが・・・^^;)

 

そして、夕方になると、一旦客人として夕食にも招かれ、泊まらせてもらえますが、翌日はまた「どうか他の道場へ行ってください」と断られながら同じように座り込み! お寺によって違うけれど、これが数日の間続くのだそうです。 大変そうですね^^

dscn0913

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めでたく この「庭詰」にパスしたら、次は第二次試験とも言うべく「旦過詰」と言って、庭詰で寝泊まりしていた旦過寮という寮舎で、トイレと食事以外の時間、延々と坐禅を続けます。

だいたい一週間ほどだとか!! どちらも決まり事だと分かっていても、体力的精神的に、かなりきつそうですね。

で、この「旦過詰」に もパスした暁に、めでたく入門を許され名前を頂き、作務(お掃除)や庫裏でのお食事の支度、坐禅、読経という、修行僧のライフスタイルの仲間入りということになるのです。

 

精進料理を作る、庫裏(くり)。 ↓↓↓ 

dscn0915

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

庫裏の天井の梁が見事です! ↓↓↓

dscn0917

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「無になるための坐禅」 と、「時を大切にする作務」 のバランスが修行の生活の在り方だとおっしゃっていました。

dscn0919

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お話を伺った、異国からの修行僧の方も、このお寺の流儀に則って入門なさったのですよね。

自分は修行の身なので、写真や取材はNGだと。

私たち凡人が、喉まで出かかっていた質問は、

「どちらの国からいらしているのですか?」

「庭詰め、旦過詰め は、大変ではなかったですか?」

「どうして、禅を極めようと思われるのでしょう?」

「何年ここで修行をなさっているのですか?」 

などなど、もうね、伺いたくて伺いたくて、その質問が究極の煩悩だと知りながら・・・(汗)

修業とは、過去も未来もなく、今にいるためのものですものね。

 

丁寧にお礼を申し上げて、お寺を失礼したのですが・・・・。

ず~~~っと、松の陰から、私たちを見送ってくださっているお姿を、そっと望遠で撮影!

dscn0921

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はいっ執着心です! ごめんなさい💦」 っと、心の中で手を合わせておりました^^

袈裟が似合っていてとっても素敵な方でしたよ~~(⋈◍>◡<◍)。✧♡ コホン。煩悩!

 

dscn0922

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

抜けるような青空の元、敷地内に併設された正眼短期大学へ向かいます。

全国で最も人数が少ない短期大学なのだそうですが、多くの社会人が生涯教育の門戸を叩いているそう。

dscn0924

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美濃加茂市のふるさと納税にもなっているこちらの短大の坐禅堂で、いよいよ座禅を体験させていただきます!!

dscn0928

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

採光たっぷり!明るくて開放的な図書館!!

201607061158158095

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基本、全寮制なので、禅スタイルの食事のお作法など、寮生活を垣間見ることも。

dscn0932

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お茶室で、お抹茶を点てて頂きました。
桜の練り菓子も、手作りのお茶碗の「彩」と「〇」 も、おもてなしの心!

dscn0935

dscn0938

 

 

 

 

 

 

dscn0941

dscn0943

 

 

 

 

 

 

 

さて、いよいよ坐禅堂へ。

dscn0948

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教わって、座ってみる。 無になることにこだわるより、ただ呼吸に集中するといいですよ~!

17098464_1129385540504784_8207609448081114210_n

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

眠気や煩悩を払うため、「警策」という棒で、バシッと打って頂く。

こんな感じです。 ↓↓↓

17103275_1128686923907979_3764565596926388665_n

 

 

 

 

 

 

 

 

私も、お願いして、バシッと!  肩甲骨を開いて、背を丸めるのがコツ!
とても清々しい気持ちになりますよ。

17103286_1129385660504772_4825598451739085254_n

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

坐禅の指導をしてくださった、風神講師。 なんと、フランスからいらした尼僧さまです。

座戦姿が凛としてなんとも美しい~~♡

dscn0951

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

警策を打つ姿は厳しいけれど、観音様みたいに優しい笑顔にうっとり。

18011170_1172499569526714_1272178512636723106_n

17951755_1172499609526710_647788673239047544_n

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風神さまは 今、禅を世界に広めるべく、ニューヨークやパリなどで、説法活動をなさっているそうです。

こういう方たちのご尽力で禅マインドが世界に広がっていくのですね~。 本当に有難いこと♡

奇しくも、お寺と短大の両方に伺って、海外のお坊さまたちに会うことができて、ますます「禅」のインターナショナルな広がりを感じることができました。

 

美濃加茂市は、海外から日本に来た方が住んでいる割合が、他県に比べ とても高い地域だそうです。

今回訪れてみて、日本の伝統を大切にしながら、現代に上手く取り入れるための創意工夫をすることで、「古今折衷」、「和洋折衷」

を愉しむ、「新しいライフスタイル」が生まれる のだということを学ばせていただきました。

 

 

今日もご一緒してくださってありがとうございました。

 

ライフスタイリスト 乃浬子Noriko K. でした。

noriko-k0606top 

 

 

2017年04月24日 | Posted in Column, gallery, ライフスタイル, , , Comments Closed 

「いただきます」と、「ごちそうさま」 - Appreciation for the process. –

こんにちは。ライフスタイリスト乃浬子Noriko K. です。

突然ですが、みなさまは、どんな食べ物がお好きですか?

私はとにかく野菜が大好き!

他の食材にいろいろと食べられないものがあって、昔は、「きみは、人生の半分損している!」

な~んて、突っ込まれたりして悲しい思いをしたりしたこともあるのですが、 昨今は飽食を貪るスタイルから、自給自足のベジタリアン傾向へと時代は流れているようなので、お野菜が大好きでホントによかったなぁっと思う今日この頃です。

実際、この東京で畑を持って、四季折々のお野菜を自ら栽培している、時代の最先端を行く方たちが、お友だちに何人かいらっしゃって、私がスーパーベジタブルLOVEなことを知って、

先日、冬野菜の最終収穫祭に招待してくださいました。

 

2月の畑は、凛と冷たい空気が張り詰めていて寒いけれど、広々とした畑で、無心に野菜を掘り起こしていると、額にジンワリと汗がにじんできます!

霜柱の水分が土と混じって泥のお団子みたいになるので 長靴がドロドロになるし、ニットの手袋の上に ビニール手袋をしても手が冷たくて、手袋を外すことが出来ないので、畑で野菜を掘っている写真は撮るチャンスがなかったのですが、山のように頂いてきたお野菜とアレンジ料理のバリエーションの写真を観ながら、もうすぐ来る春をちょこっと感じていただけたらうれしいです♪

今日もお付き合いくださいませー。

 

 

* この光あふれる ステキなキッチンのWindow には、米国MARVIN 社の木製サッシを使用しています。

integrity_wood-ultrex_double_hung_29

 

最終収穫祭だったので、旅行バックにいっぱいになるくらい、こんなにたくさんのお野菜を頂きました♪ 

泥を落とし切って持って来ることが出来なかったので、泥のまま新聞紙にくるんで担いで帰って来たお野菜と、まずは一緒にシャワーを浴びて裸の付き合いを終えると、ほら、こんなに色白で元気あふれる顔ぶれの野菜たちに (笑)  ↓↓↓

16003097_1090805221029483_7369497583773907791_n

白菜、大根、長ネギ、ブロッコリー、カブ、水菜、ほうれん草、小松菜、春菊・・・・・。 

こんなに大量のお野菜を担いで帰るのは、かなり難儀だったけれど、お風呂で洗って並べてみたら あとはもう この子たちをどんなふうに活かせばいいかしら~~っとワクワクが止まりません

16142756_1090805241029481_7063486602105558309_n

↑↑↑ このカブ!ホントにかわいいでしょう♡

◇ まずは冷凍保存用。大根の葉とカブの葉と ネギの青みの部分を、後々お味噌汁などにパラっと入れて使えるように、粗みじん切りにして冷凍庫で凍らせます。

◇ 初日の晩御飯は、「常夜鍋」 出汁は昆布とかつお節だけ。 
てんこ盛りの水菜と、冷蔵庫の中で見つけた油揚げとブナシメジのみの、超シンプルなレシピで、水菜の元気なシャキシャキ感を、ポン酢で愉しみます。↓↓↓

 

16142612_1090805284362810_7792909920534888948_n

常夜鍋という名前は、毎晩食べても飽きないとされるところから名付けられたのだそう。

水菜の代わりにほうれん草、油揚げの代わりに豚肉などでも美味しいのではないかしら~?

 16195995_1092147487561923_6902144323136760491_n

 

◇ 常夜鍋を美味しく頂いた その後は、二株も貰ってきた白菜を多めの塩と、たっぷりの柚子とで漬け込みました。

これで、数日間は持ちますものね。 ↓↓↓

16003011_1090805334362805_663247537719957428_n

 

◇ おネギがとっても太くてしっかりしているので、二日目の夜は、ネギとカブを大胆にざく切りにして、コンソメでコトコト煮込んで、とってもあったまるポトフ風スープに。

西洋ネギのリークみたいにしっかりしたネギだったので、香りの強いものはネギだけにしたのが功を奏して、本当にシンプルで美味しいスープになりました。彩には人参と、隠し味にシイタケを。

湯気で、レンズが曇ってしまって、シャが掛かったような写真ですね(笑) ↓↓↓

16115015_1092147370895268_1901888176822310261_n


◇ 春菊は、油と併せた方が香りが立っておいしいので、三日目のランチは、春菊と竹輪を一緒に かき揚げ丼に!

竹輪と春菊の相性が抜群で、お味はホントに絶品でしたが、見た目がまったくフォトジェニックな仕上がりにはならず_| ̄|○ 写真は断念(笑)

 

◇ 初日に漬けておいた白菜の塩漬けが食べごろになったので、その白菜と さっと湯がいた ほうれん草,小松菜と併せ、豆板醤とラー油、ごま油で和えて、カンタンナムルに。 四日目の夜は、そのナムルをご飯に乗っけて、海苔をちぎってパラパラっと振りかけると、思いの外 美味しい

「なんちゃってビビンバ丼」になりました!!!

韓国風 青梗菜の卵とじスープを併せて。 ↓↓↓

16114813_1092147287561943_3313935353084167131_n

 

◇ さて、最後になったのは大根とブロッコリー。 

長持ちしてほしいので、お酢とはちみつと、家に在った香辛料を使ってピクルスにしてみました。

翌日、ピクルスは出来上がったのですが、なんだか一味足りない気がして、冷蔵庫の中を物色したら パスタ用のバジルペーストが出てきたので、それを使って和えてみたら・・・。

なんか いい感じでしょ~♬ ↓↓↓

16174410_1092147207561951_266053851318594657_n

◇ 五日目の夜ご飯は、このバジル風味ピクルスに合せて、シンプルなパスタとワインとで、イタリアンなナイトにしてみました。

 

っと、こんな感じで、冷凍したもの以外は、頂いたお野菜をほぼ一週間で使い切ることが出来ました。

実は私、お料理はぜんぜん得意じゃないし、好きってわけでもないのですけれど、与えて頂いた素材を精一杯活かすこと、そのことへの創意工夫をすることが、なによりも好きだし愉しいんだということを、この経験から気づかせて頂けたんです。

お洋服のスタイリングも、インテイリアのコーディネイトも、そしてお料理も・・・

ライフスタイルのスタイリングには 「創意工夫」が大切なんですね!

 

 

日本には「いただきます」 と、「ごちそうさま」 という、ほんとうにほんとうにステキな言葉があります。

英語など他の言語には、お食事前に神さまのご加護に感謝をする習慣はあるのですが、日本語の

「いただきます」に相当する言葉は見当たりません。

野菜、肉、魚などの食材の命をいただきます、そして食材を育ててくださった方たち、流通などに携わってくださった方たち、そしてもちろん、お料理を作ってくださった方への感謝を込めていただく・・・・このお料理が自分の口に届くまでのプロセスに、そして、自分と同化して栄養となって、明日への活力になってくれることに感謝する。 

日本人には、ありがとうやThank you だけでは表現し尽くせないもの、自然に感謝をする感性が、昔から備わっているのです。

 

そして、「ごちそうさま」にも、とても深い意味があります。 

「馳走」とは、食事を出すために奔走するさまのこと。

食材を創り、収穫し、流通を経て、お店に並び、買い物をして、料理を作る。今この場では観ることのできない、すべてのプロセスに対する感謝の言葉なのですね。


美味しくて元気なお野菜を頂き、ほんとうにありがとうございました。 

心を込めて、ごちそうさまでした♡
 

 

今日もご一緒してくださってありがとうございました。

ライフスタイリスト 乃浬子 Noriko K. でした。

noriko-k0606top 

2017年02月28日 | Posted in Column, gallery, , No Comments » 
1 2