「結婚」に観る ライフスタイルの多様化 -Wedding style shift-

ライフスタイリスト 乃浬子Noriko K. です。

こんにちは、東京はここのところ、ぐっと秋めいてきましたが、みなさまのエリアは如何でしょうか?

 

先日、東京ビッグサイトで開催されたJJF(ジャパン・ジュエリー・フェア) で、ゼクシィの若き聡明な平山編集長から、変わりゆく結婚観と、それに伴うブライダルジュエリーの価値観の変遷についてとても興味深いお話を伺ってきたので、今日はその話題をシェアしたいと思います。

 

「結婚しなければ幸せになれなかった時代から、結婚しなくても幸せになれる時代へ。今は結婚しなくても幸せになれる時代です!」 
その講演会は、こんな思いがけない言葉から始まりました。

なにしろ揺るがない結婚情報誌のゼグシィですからね―、こんな逆説な視点からのハッとするメッセージに思わず心が躍りました。

 

「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」

このフレーズは実際に、ゼグシィのCMのキャッチコピーとして4月から使われているんですね。

思い切ったCMに対して、「どんな生き方をも否定しない提案が素晴らしい!」と、多くの共感を呼んでいるんだそうです。

そう、私たちの住む今の時代は、なんとも有難いことに、どんな生き方を選んでも幸せになれる時代なのです。

だとしたら、あなたはどんな幸せのカタチを選択するのでしょうか。 

結婚されている方も、されていない方も、この機会に これからの結婚について一緒に考えてみませんか?

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心の窓を啓いて、新しいライフスタイルを見出していこう! このインテリアのWindow には、米国MARVIN 社の木製サッシを使用しています。


まずは婚姻率と離婚率の推移をグラフで観てみましょう。
離婚率は思いのほか増えていないけれど、婚姻率は極端に減少していますね。

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今は働き方、住み方、家族形成、趣味、食生活、ファッション・・・ライフスタイルすべてが多様化していて、それに伴い結婚のカタチも大いに多様化しています。
結婚=幸せではない、っと、多くの人たちが感じるようになって来ているのですね。

また、時代の変化のスピードも目まぐるしく変化していて、10年前には影も形もなかったものが、今は当たり前になったりするし、必要不可欠だったものが、消え去っていたりする。
世代間の価値観の違いが生まれても当然だし、まして、個人の価値観の違いが生まれるのも当然と言えば当然です。

こんな経緯から観て、現在は「ありのまま婚」というスタイルが主流になっているとのこと。

「世間はそういうもんだから」「常識的にはやっておかなければ」という、こうしていれば無難という意識が、もはやモチベーションにはならない。
「披露宴」って、いったい誰に披露するんだ!? っという感覚も芽生え、挙式と披露宴を上げる率が7割を下回っているのだとか。

それぞれの違った価値観から観て「結婚」を、自由なカタチにしていく時代なのかもしれません。
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そういえば、結婚のことを「ゴールイン」と呼んでいましたね。

それって、どれだけステキで華やかな結婚式をするかということに重きを置いていて、そこからが新たな人生のスタートだと言うことをうっかり忘れているように聞こえて、私的にはずいぶん違和感を感じていましたが、今はもう、ゴールとか、人生の墓場とか(笑) は、死語なのかもしれません。

最近は、女性からのプロポーズも増え、ダブルインカムも当たり前、そして結婚式前になんと8割の方たちが入籍なさると言います。
男女の役割がフェアになっていると言うこともあるのでしょう。

ステキな結婚を夢見る時代から、結婚は現実的な生活=ライフスタイルであるという地に足がついた認識をもって、二人で新しいライフスタイルを築き上げていくことが結婚することなのだという価値観にシフトしつつあるのですね。

 

 

では、ブライダルジュエリーへの意識は、どうなのでしょうか?
果たしてこちらの意識は、そんなに大幅には変わっていないそうです。

なぜなら、結婚することの中で、実際にカタチとして残るものは、お式でもドレスでも新居でもなく、指輪なんですね。でも、何カラットのダイアモンドをもらった、という世間にアピールする刹那的な価値観より、どれだけふたりの想いを込めたかという永続的な意味合いに価値を見出しているとのこと。

ひところ前は「給料の3カ月分」なんて、CMもあったエンゲージメントリングですが、

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マリッジリングのみに、二人の想いを込めるカップルが断然多くなっているのだそうです。

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なるほど! 瞬間的な幸せから、継続的な幸せへと、シフトしていると言うことですね!

実は、結婚 10年とか、15年とかの節目節目に、ふっと離婚を考える方たちも多いのだそうで、これはむしろ二人の価値観のずれを確かめ合ったり、パートナーの想いを受け取ったりする、いいチャンスになるのではないでしょうか?

そんな意味でもアニバーサリージュエリーは生き残るのかもしれません。

ただし、結婚23周年にはサファイア婚とか、30年はパール婚とかという、お決まりの形式的なモノより、たとえばベビーが誕生した時の記念に、3人のバースストーンを使って「ニューチームジュエリー」を創るとか、離婚の危機を乗り越えた時にこそ二人の成長を祝って「ライフシフトジュエリー」を創るとか、特別な想いを込めた唯一無二のジュエリーをデザインしてみてはいかがでしょう。

 

いま、結婚を社会的にパブリックに向けてお披露目する行事から、パーソナルに二人に人生を自由に選び取っていくスタイルにシフトしています。

結婚をしても幸せ、しなくても幸せな 時代・・・・自発的にどんなスタイルも選べる「最幸な時代」ということなのですね。

だからこそ、自分をより幸せにしてあげるために、あなたはどんな選択をしていきましょうか?

 

 

 

今日もご一緒してくださってありがとうございました。

ライフスタイリスト 乃浬子Noriko K. でした。

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2017年09月29日 | Posted in Column, gallery, イベント, ライフスタイル, Comments Closed 

新しいライフスタイルへとシフトする- Life shift-

ライフスタイリスト 乃浬子Noriko K. です。

こんにちは、みなさまいかがお過ごしですか?

今年は、もう梅雨を飛び越えて夏が来たみたい!? っというお天気でしたが、ここのところやっと梅雨らしくなってきました。
やっぱりこの季節の雨に濡れた紫陽花や、どこからともなく漂ってくるガーディニア(写真は記事の最後に ) の香りにふっと心奪われるシーズンです。

さて、今日は、改めて私たちのこれからの「ライフスタイル」について書いてみたいと思います。

今イギリスの経済学者さんが共著で書かれた、ライフシフト という本が、大ベストセラーになっていますね。

世界的に寿命が延びていく昨今、20世紀の「衣食住」の捉え方と、21世紀の価値観とは もしかすると真逆な発想になっていくのかもしれません。

「便利なモノ」に由来するライフスタイルから、自らの自発性に由来する「自由」なライフスタイルへとシフトしていくために・・・。 

みなさまの、何かのヒントになったら嬉しいです。

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*こんなシンプルでミニマルなライフスタイルに回帰するのもステキですね。
このインテリアのWindow には、米国MARVIN 社の木製サッシを使用しています。

 

例えば 「食」 ・・・・・美味しいものを食べたいと思ったら、美味しいものを追い求めることが必要。
飽食の時代には、東京から飛行機で札幌ラーメンを食べに行く方もいらしたとか!?
一方で、今日本は、世界一廃棄食品が多い国なのだそうです。 

例えば 「衣」・・・・・ ステキな服を着たいと思ったら、流行のステキな服、高級ブランドの服を買うこと。
流行は目まぐるしく変わって、ブランドごとに、毎シーズンコレクションが行われ、お洋服が市場に溢れているので、今度は断捨離して手放そう!っと言うことになります。
日本のリサイクルファッションをアフリカなどに届けているんだとか。それも貢献することにはなりますけれど。

例えば 「住」・・・・・ お洒落なところに住みたいと思ったら、高級なインテリアを設えること、ファンシーなマイカーを持つこと。

素晴らしい「モノたち」でライフスタイルを築き上げるかが、20世紀の価値観でした。

この、スタイルのおかげで、私たちの暮らしはホントに便利になりました。

ところが、最近耳にした「不便益」という言葉。 

みなさまはご存知ですか?

今、私たちのライフスタイルは、便利になりすぎてしまって、それが当たり前になってしまい、今度はわざと「不便」という環境や状態を造りださなければならない。 

そして、そのためのグッズがどんどん開発されているのだそうなんです。

ん?? グッズでわざわざ不便を作るって、なんかなぁ~~、ちょっと矛盾していませんか?(笑)

果てしなく便利を探求して、ついには不便さ までも懐かしくしてしまった私たち現代人は、今の「当たり前」が、実は「有難い」ことだったのだと気づいていくことが大切。

だって、便利すぎる怖さは、私たちの「創意工夫力」や「運動能力」、さらに「思考力」まで低下させているのですから。

例えばエレベーターやエスカレーターが、心地よいウォッシュトイレが、あったかいシャワーが、ふかふかのベッドが、心地よいエアコンが、オンタイムで来る電車が、24時間オープンのコンビニが、スマホが・・・・・・今このライフスタイルから消え去ったらどうだろう?

質素な食材ほど栄養価に恵まれていますよね。調理や、盛り付けの工夫で、楽しい食卓が演出できるし、
高級ブランドでなくても、手持ちの服のコーディネイトを愉しんでしまえば、自分らしいスタイリングでステキに「着こなせる」はず。 
どんな住まいでも、創意工夫でインテリアをお洒落に素敵に暮らせるんじゃないかしら?

 

これからの衣食住~ライフスタイルの愉しみ方は、愉しいことを自分の外に探すヒトから、今の自分自身に「愉しさ」を見出すこと。

好奇心を持って創意工夫しながら、色々なことにチャレンジしてみること。

美味しいものを食べる人から、美味しくモノを食べる人であろう。

ステキな服を着るヒトから、ステキに服を着こなす人であろう。

お洒落な家に住むヒトから、お洒落な暮らしをする人であろう。

 

笑顔で生きる。自分を好きになる。 なんでも面白がる。 人生を謳歌する。 
大切なのは、自発性!! Spontaneous であること。

食事を愉しむ。

スタイリングを愉しむ。

インテリアを工夫する。

ライフスタイルをモノに由来する時代から、自らの自発性に由来する時代へとシフトしていく。 
自らの選択に由来する。 それが21世紀版の自由なライフスタイル」の本質なのかもしれません。

私もそんな 「丁寧に生きる」ライフスタイルを大切に暮らしたいと思うのです。

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ガーディニアって?っと思った方へ。八重の西洋くちなしのことをガーディニアといいます。
本当に香しい、純白のウエディングドレスのようなお花ですよ~(*’▽’)

どこかで出逢ったら、その香りに癒されてみて。

今日もご一緒してくださってありがとうございました。

ライフスタイリスト 乃浬子Noriko K. でした。

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2017年07月07日 | Posted in Column, ライフスタイル, , , , Comments Closed 

ステキな歳の重ね方 – Choice of Lifestyle –

ライフスタイリスト 乃浬子Noriko K. です。

東京はもう梅雨入りしましたが、みなさまのお住まいの地域はいかがでしょうか?
日本の目くるめく変化するシーズンは、いろいろな自然の表情を私たちに届けてくれますね。

さて、今回の話題は、「人生の先輩から学ぶ、ステキな歳の重ね方」です。

この5月までの3年間、毎月一度、デイケアハウスに伺ってボランティアアロマハンドマッサージに参加して学ばせて頂いた人生哲学を、今日はみなさまとシェアしてみたいと思います。

 「掛け替えのないプライスレスなギフトとは・・・?」

よろしければお付き合いくださいね。
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*「家族の結びつき」という花言葉を持つ紫陽花を、コージーなニッチniche)に飾ってみませんか?
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アロマオイルを使って おひとり約10分ほど、ゆ~っくりとハンドマッサージをしているうちに、みなさんの心がゆるゆると啓いて、それぞれのストーリーを聴かせてくださいます。
そこで感じたいろいろな人生に対する視点を、ご紹介してみようと思います。

 

初めてお会いした Aさん(女性) は、開口一番 「私の汚い手なんかにかかわっていたら、勿体無い!やらなくていいから。」 っと、手を隠してしまいます。 そして施術の間中も、「汚い手」「黒い肌」「シミだらけ」「私の人生は不幸」そして、「息子はかわいいけど、娘はちっともかわいくない!」 っと。はいはい、そうなんですね。(私も娘なんですけど(笑))  なにもかも否定するAさん。

◆常連さんのBさん(女性) は、 「地方の農家に生まれ、東京にお嫁に来た時、方言をさんざんからかわれて、骨太だと、真っ黒だと、いろいろイジメられた。 」 毎回、過去の辛かった思い出話をなさいます。

◆Cさん(女性)は、「いつもホントにありがとう~♡」 「本当に気持ちがいいわ~」 「この歳になってこんなにしてもらえてありがたいねぇ。」 っと、ただ笑顔で言い続けているタイプ。

◆Dさん(女性)は、「あなたの手はホントにきれいね。それに比べて私はこんなにボロボロで血管が浮いてるでしょ。」 「あなたは肌がきれいでいいわね~。私なんかもうしわくちゃだしシミだらけだから!」っと、常に誰かと比べてご自分を責め続けるタイプ。

◆ Eさん(男性) は、海外でバリバリ活躍なさっていたころのキャリアと、女性にモテたお話を聞かせてくださいます。
男性は過去の武勇伝を話したい方か、もしくは怒りや悲しさを内在してちょっとプンプンしている方が多いように思います。ちょっとテレもあるのかもしれませんね・・・。

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私たちは生まれてから、もれなく一つずつ歳を重ねて、やがて80年90年と年輪を積み重ねていく上で、経験や感性の違いからモノを観る視点が様々で十人十色だし、それぞれのタイミングでシフトしていくのだなぁ~っと感じます。

Aさんのようにすべてを否定してしまう方たちは、思い通りにならない人生への不満や怒りが、自分自身を保つ根底になっているのではないでしょうか。

Bさんのように、過去の悲しかった出来事の中にずっと居続ける方たちは、過去のせいにすることで、今のご自分を受け取れないで否定しているほうが、実は楽なんじゃないかなぁっと感じます。

Cさんのように感謝に溢れている方たちは、本当に素敵な笑顔をしていらっしゃいます。 心身も緩んでいて、末端の手指まで、ほんのりあったかなんですね。そういう方たちは、きっと過去の辛い出来事もそのまま受け入れ、未来への不安もできる限り手放して、ただ、今ここにいらっしゃる方たちなのでしょう。 

Dさんのタイプは、常に他者との比較しながら生きて来た方たちなのですね。他者との比較や有形のものが価値観の物差しになっていると、出来る出来ない、若い若くない、美しい美しくない、お金などがあるない・・・・そんなふうにジャッジをしてしまいます。
私たちは十人十色なのだから、みんな違ってみんないいのですよね。

男性のEさんもですが、20世紀後半に、日本が高度成長を遂げるために思いっきりがんばってくださった方たちは、競争や比較を価値判断の基準にされているのだなぁっと思ったりします。

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今日私が書きたいと思ったのは、だれが正解とか不正解ではないし、ひところ流行った勝ち組負け組とかそんなことではない。

私たちが今、人生の先輩たちの生き方、あり方、モノの見方(すべてライフスタイルといえますね。)を垣間見せて頂けたことは

 

「では、あなたはどんな歳の重ね方をしたいですか?」

っと、問われているのだと感じるのです。

「もし、あなたが、今この時をただ感謝している、笑顔の生き方を選択したいのなら、もうそろそろ今のうちから、モノの見方をシフトしておいたほうがいいですよ~!」 っと、こっそり、がっつり教えてもらった気がしているのです。

3年も続けていたので、今まで過去に縛られて後悔や愚痴、自己否定のゾーンに居た方が、「わぁ気持ちいいわ。ホントに有難いわぁ!」っと、いつの間にか今この時を味わうゾーンになっていることに気付いたりします。
そんな変化を目の当たりにすると、私たち人間は、幾つになっても、シフトすることが出来るのだと、教えていただけてるようで、とてもとてもうれしくなるのです。

人生の先輩たちから頂いた「経験」というプレッシャスなギフトを、どう活用するかは私たち次第! せっかく頂いたギフトは、できるだけ早く、旬のうちに使った方がいいですよね(笑)
みなさんと一緒に、豊かな軽やかな人生へとライフシフトしていきたいと思います~。

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デイケアハウスに行く道すがらの紫陽花が、今年もきれいに咲いていました~♡

 

 

 

 

今日もご一緒してくださってありがとうございました。

ライフスタイリスト 乃浬子Noriko K. でした。

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2017年06月14日 | Posted in Column, gallery, シーズン, ライフスタイル, Comments Closed 

似合う色と好きな色の違いとは?-How to find personal colors-

ライフスタイリスト 乃浬子Noriko K. です。

こんにちは、みなさまいかがお過ごしですか?

新緑の美しい季節になりました。そろそろ夏らしいファッションの季節到来ですね!

このブログの筆者は「スタイリスト」なんですが、今まで一度もファッションをテーマに書いていないことに気付きました(笑)

なので、今回はみなさまを耀かせる「色」のお話をしてみたいと思います。

ぜひ楽しんでくださいね。

 

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* 似合う色(あなたを活かす色)はお洋服に、好きな色(あなたを癒す色)はインテリアに使い分けませんか? 
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私たちの印象は、洋服や髪やアクセサリーやネクタイなど顔映りの色のバランスで変わります。

内面の魅力をお相手へ伝えるために「自分に似合う色」の傾向を知っておくのはとても大切なことですね。

 

さてここで質問です。 みなさまは、好きな色と似合う色の違いを御存じでしょうか?

スタイリストであり、カラーアナリストをしていると、みなさまから、「好きな色と似あう色は違うんですか?」という質問をよく頂きます。

そんなとき、私は「色が違うということではなくて、観点が違うんです。」っと、お応えしています。

「観点」っていったいなんでしょう? 具体的にお話していきますね。

 

まず、あなたの「好きな色」を思い浮かべてみてください。「赤」「ライトグリーン」「オレンジ」 ・・・など、浮かんだ色はそれぞれだと思います。 

では次に、あなたの「似合う色」を思い浮かべてみてください。「えっと、青・・・じゃないかな?」「茶を着ているときは似合うと言われる・・・。」もしくは、「似合う色ってよくわからないわ。」こんなお答えが浮かんだのではないでしょうか?

これでわかるように、「好き」 は自分の主観の感情なので、他者に関係なく自分で選んで、決めていいのです。

ところが、「似合う」の場合は、他者があなたに似合うかどうかを決める色なので、自分で決定することにどうしても躊躇が生まれるのですね。

つまり、好きな色は「主観」似合う色は「客観」からの、真逆な観点ということになるわけです。

自分が持っているのは主観だけで、客観はありませんから、似合う色は自分ではわかり難くて当然なのですね。

 

 

ざっくりですが、似合う色のトーンを観つけ方をお伝えしていきましょう。

あなたは比較的 淡い色(明度が高い色) のほうがしっくりきますか? それとも濃い色(明度が低い色)の方がしっくり来ますか?

それとも中間色くらいでしょうか?

次に、あなたは比較的鮮やかな色の方がしっくりくるでしょうか? それとも落ち着いた色の方がしっくり来る?
それとも、どちらともいえない中間色ぐらいでしょうか? 

その感覚を、このチャートに当てはめてみましょう。

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如何でしたか?

ちなみに私は、比較的濃い目の色(明度の低い色)で、落ち着いた色(彩度も低めの色)がしっくり来るので、このチャートで言えば、ダルトーン、ディープトーン、ダークトーン辺りが、私に似合う色=パーソナルカラーということになるのです。

なので、日常に着ているお洋服は 藍色や、グレー、黒、モスグリーン、ブラウン、などがほとんど。そのベースカラーに、スカーフやアクセサリーやバッグなどで、差し色を愉しんでいます。

ベースの色に差し色をプラスするスタイリングはバランスが取りやすくて、カンタンなので、ぜひお試しを~♬

濃い色で、素材もしっかりと固めで、直線的でストレートラインなデザインが似合うオードリーと、 o0408028012695435971

 

 

 

 

 

 

 

淡い色で、素材が柔らかめ、曲線的でソフトラインのデザインが似合うマリリン・・・。9995view009

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この二人がお洋服を取り換えたら、なんだかとってもチグハグな感じがしませんか(笑)

それぞれの個性に似合う色や素材、デザインが、それぞれの異なった魅力を、見事に際立たせているのですね。

ちなみに、オードリーさんは、グラマラスではない自分を嫌っていたそうなのですが、そのままの自分の個性を受け取った時から、女優人生の扉が開いたのだそう。

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私たちは得てして、物事、出来事を主観で見て判断しがちなので、対人関係が難しくなったり、生き辛くなったりしてしまいます。 

そこで、客観的な視点を持ったり、視野を広げることで、思いのほかコミュニケーションや人間関係も楽になると言われています。

実は、客観的に似合う色や、似合うデザインの傾向を知って日々のスタイリングに活かすことは、客観的な視点を磨くのに、とても役に立つために、「認知行動療法」でも使われようとしているのです!

ありのままの自分の個性を客観視点から受け取るって、ホントに大切なようですね。

 

 

似合う色は、あなたの個性を存分に「活かしてくれる」 色たち。 
ぜひ、日々のお洋服のコーディネイトに活用して、あなたの魅力をプレゼンテーションしてください。

そして、好きな色は、あなたの心をゆったりと「癒してくれる」色たち。
例えば上の写真のようなインテリアなどのように見える場所に使って、日々疲れた心を和ませてあげてください。

 

あなたを耀かせてくれる色を味方につけて、豊かなライフスタイルを愉しんでくださいね。

 

 

今日もご一緒してくださってありがとうございました。

ライフスタイリスト 乃浬子Noriko K. でした。

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2017年06月01日 | Posted in Column, gallery, ライフスタイル, , , Comments Closed 

愛を描くアーティスト @ミュシャ展 – Love for Slavic people –

ライフスタイリスト乃浬子Noriko K です。

今年のゴールデンウィークはお天気に恵まれてよかったですね!
みなさまは愉しい連休を過ごされましたか?

 

私は、今東京国立新美術館で開催している「ミュシャ展」に行ってきました。

アールヌーヴォー時代の寵児としてパリで一世風靡したミュシャが、晩年 祖国チェコに戻って描いた「スラヴ叙事詩」という作品群は、近年までほとんど秘されていたので、チェコ外への出展は今回日本がが初めてなのだそう!!

ホントにステキな作品展だったので、今日はその感動と感想をシェアしようと思います。

アルフォンス・ミュシャ(チェコ語では「ムハ」 1860-1939) 物語、ぜひお付き合いくださいね。

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 * 古き良きヨーロッパの教会のスタイルを取り入れた美しい窓。シンプルなステンドグラスをあしらって、クラッシックなインテリアにしてもステキ。 このインテリアのWindow には、米国MARVIN 社の木製サッシを使用しています。

 

 

私が初めて「ミュシャ」に出逢ったのは、学生の時に一年ほどロンドンに住んでいた頃のこと。 

キッチンとトイレが共同の 小さなフラット(アパートメント)をやっと見つけたのですが、ベッドとクローゼット以外は何もない、どこか殺風景なお部屋に、たまたま見つけたミュシャのエレガントなポスター「四季」 ↓↓↓ を飾ったら、お部屋がフワ~~ッと明るく華やいだことを覚えています。

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そう、ミュシャは、世紀末のパリで、著名な女優さんから依頼された舞台のポスターを描いたことから一夜にして大ブレークして、一躍 人気を博したアールヌーヴォー屈指のアーティストとして広く知られていますね。

パリで20年近く 美しい女性と流麗な植物を一緒に描いた、華やかで洗練さ れたポスターや装飾パネルを次々に手掛け、人々を魅了し続けながらも、50歳で祖国チェコのボヘミアに戻り、晩年をチェコと自身のルーツであるスラヴ民族のアイデンティティをテーマにした作品を描き続けたのです。 

その中でも、約16年の歳月をかけて描いた渾身の作品群 『スラヴ叙事詩』 (1912-26年)は、古代から近代に至るスラヴ民族の苦難と栄光の歴史を映し出す壮大でスペクタクルな作品たち。

そんな素晴らしい作品が、近年までほとんど日の目を見ていなかったなんて すごい!
チェコ外への初出展というのも今回のミュシャ展の最大の見どころなのです。

 

「スラヴ叙事詩」の魅力は、何といっても圧巻の大きさですね! 6メートル×8メートルという巨大サイズのカンヴァスに描かれた20点の油彩画は今まで観たことがない迫力。
そして、私の大好きな表現しがたい色のシャワーがホントにすばらしい。

繊細な色たちのグラデーションで描かれた神や光、人物、風景、情景に、私たちの心はどんどん引き込まれて行くのです。

なんと、作品展の一角だけ、写真をとってもOKだったので、 わーい!みなさんとシェアしようっと、喜び勇んでパシャリとスマホに収めてまいりました。お愉しみくださ~い♪

 

◆ 聖アトス山
ギリシャのアトス山はスラヴ民族を教育や文化へと導いた。感謝と賛辞をこめた作品。
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◆ イヴァンチツェの兄弟団学校
老若男女が、身分を超えて分け隔てなく学べる理想の場を描いた作品。
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◆ スラヴ民族の賛歌
神話から長いスラヴの歴史において、スラヴ民族の勝利を描いた作品。
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◆ スラヴ菩提樹の下で行われるオムラジナ会の誓い
スラヴ文化の再興を誓う人々を描いた作品。その後 彼らの民族主義に対して弾圧を受ける。
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まるで壮大な絵巻物を観ているよう♡  
この作品たちの空気感の中に貫かれているのは、スラヴ民族へのミュシャの想いなんですね!!

ところが この作品たちを描き終わったころはもうアールデコの時代に移行しており、力強い直線的なデザインや、抽象画が主流になっていて、ミュシャの優しい色調や、テーマ性のある写実的画風はいわば時代遅れだと言われてしまいます。

そんな中勃発した、第二次世界大戦。ミュシャのスラヴ民族への賛歌は反ナチス思想だと、厳しい尋問を受けた後、体調を崩して祖国の解放を観ないまま78歳の生涯を閉じたそうです。

 

チェコに戻ってからのミュシャは、パリ時代に培ったエレガントなセンスとスラヴ民族への愛とを融合して、たくさんの作品を手掛けました。

その代表作は、私も以前プラハを旅した時に訪れて感動した、プラハ城聖ヴィート大聖堂のステンドグラスや、プラハ 市民会館「市長のホール」の内装  などが挙げられます。
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パリで活躍していたとき、ミュシャはリトグラフ(石版画)にこだわって作品を創ったのだそう。

なぜって、版画なら、たくさんの人たちに彼の作品を気軽に楽しんでもらえるから。
以前この秘話を聴いたときとっても感動しました。

実際、何十年も後に、私自身がロンドンでミュシャのポスターと出会い、手軽にステキなインテリア空間をプロデュース出来たのですから、それってきっとミュシャからのギフトだったのですね。

 

そして、今回のミュシャ展で触れた、スラヴ民族への「無条件の愛」

一貫してミュシャの作品に脈々と流れているのは、人間の尊厳と、生きることへの賛歌だったに違いないと感じました。

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アルフォンス・ミュシャ展 
乃木坂の国立新美術館にて 6月5日まで開催中。
お時間ある方はぜひ訪れてみてくださいね。

 

今日もご一緒してくださってありがとうございました。

ライフスタイリスト 乃浬子Noriko K. でした。

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2017年05月10日 | Posted in Art, Column, gallery, , Comments Closed 
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