2018年6月下旬にカリフォルニア州サンフランシスコで行われた 『PCBC(Pacific Coast Builders Conference)』 に当社シアトル支店長の藤本が参加してきましたので、その時の様子を2回に分けてレポートしたいと思います。
PCBCは約60年の長い歴史をもつ、アメリカ西海岸最大規模の住宅関連国際見本市です。市内のメイン会場であるモスコーニセンターでの建材展示会を中心に各種セミナーや住宅視察のツアーが充実しているのが特長です。 まずは郊外の住宅地見学ツアーに乗って、西海岸の住宅事情を読み取ってみたいと思います。
西海岸の最新トレンドは?
抜けるような青空、カラッとした空気、海に囲まれた坂の町サンフランシスコと聞いて、私たち日本人がイメージするのは屋外の気持ちよさではないでしょうか?見学した住宅でも屋外空間の有効利用にウェイトが置かれた設計がなされていて、ルーフトップリビングやゲスト向けダイニングスペースに向けて外壁に壁掛けテレビが隠れて収納されていたりと、日本ではあまりお目に掛かれない設備が興味深かったです。
雨の日が日本の半分から3分の1と言われる気候の違いと、近年のコンテンポラリーで水平基調の建物デザインから、このような屋上空間が生まれている背景もあります。 星空を眺めながら家族や友人と食事や語らいを楽しむ・・・何とも贅沢で羨ましい空間ですね。
古いビルや倉庫を個性的なホテルに改装
写真は一部イメージです。 画像出展:FAIRMONT HERITAGE PLACE GHIRARDELLI SQUARE(Hotels)
ドアが写っている写真は少し年季の入った普通のビルの内部に見えますが、実は最近はやりのリノベーションで、その昔倉庫や事務所として使っていた古いビルを改修し、1920~50年代の雰囲気を持たせながらモダンに見せる 『ブティックホテル(boutique hotel)』 への改造の一例です。このホテルには実際ツアー中に一泊してみたのですが、各部屋でわざとデザイン違いのドアを使ってそれらしい雰囲気を出したり、キレイにまとめ過ぎないところが”粋”に見えて面白く感じました。
これらと似たテイストをもつドアはサンタ通商でも取り扱っています。現場でお好みの塗料を調合もしくは ケリーモア(アメリカの水性ペイント) を塗って仕上げれば独特の「こなれ感」が出てアンティーク調とはまた少し違う今どきのシックなインテリアが表現出来ます。
次回「後編」ではサンフランシスコの郊外や街中に立つ住宅を見ながら、写真や解説を交えてご紹介する予定です。またエキシビションの展示商品から当社が注目した建材もピックアップしてご紹介しようと思います。
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